ウラハイ = 裏「週刊俳句」

不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY

2016年3月30日水曜日

●水曜日の一句〔加藤知子〕関悦史

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関悦史 海峡の白菜割って十二階   加藤知子 難しい単語は特になく、言葉もすんなりと配置されているのでわかった気になってしまうのだが、相当に飛躍の含まれた句ではある。 素朴実在論的リアリズムに寄った読み方をしてしまえば、上五「海峡の」で軽く切れ、...
2016年3月29日火曜日

〔ためしがき〕 うしなわれたクのことをおもう 福田若之

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〔ためしがき〕 うしなわれたクのことをおもう 福田若之 脚立。キャタツ。キャタ、という響きを含んだ語は日本語ではとても珍しい。カタカナ語を除いたら、たぶん、脚立以外にはないと思う。カタカナ語では、たとえば、キャタピラー。 脚の唐音での読みがキャなのだという。キャ...
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2016年3月28日月曜日

●月曜日の一句〔小川軽舟〕相子智恵

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相子智恵 梅咲いてユニクロで買ふもの軽し   小川軽舟 「俳句」2016.4月号 特別作品50句「春の人」(2016.03 角川文化振興財団)より 俳句に店名を詠み込んだ例は、私はそれほど見たことがない。パッと思い出すのは攝津幸彦の〈幾千代も散るは美し明日は...
2016年3月25日金曜日

●金曜日の川柳〔内藤悟郎〕樋口由紀子

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樋口由紀子 苺の赫さが妻の瞳にある 内藤悟郎 (ないとう・ごろう) 苺が美味しい。店頭に並べてあれば、その赤い色に魅かれてつい買ってしまう。妻と苺を食べていたのだろう。食べている苺と同じ色が妻の瞳にあることに気づいた。妻をいままでよく見ていなかったことに思...
2016年3月24日木曜日

●温泉

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温泉 かくし湯のぬる湯にひとり日脚のぶ  中村苑子 めがねなき眼へ春の湯がひかり  中山奈々 〔*〕 春風に吹かれ心地や温泉の戻り  夏目漱石 温泉の神に燈をたてまつる裸かな  飯田蛇笏 温泉の宿や蜩鳴きて飯となる  高浜虚子 湯の町の橋ばかりなる蜻蛉かな...
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