ウラハイ = 裏「週刊俳句」
不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
2025年4月11日金曜日
●金曜日の川柳〔いなだ豆乃助〕樋口由紀子
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樋口由紀子 1000人の妖精たちにからまれる いなだ豆乃助(いなだ・まめのすけ)1976~ これほど嘘っぽい川柳は久しぶりである。本当に1000人なのかとまずつっこみを入れたくなる。妖精を想像するなら、せいぜい、2,3人である。(妖精は数えるのは「人」なんだとここは妙に納得した)...
2025年4月10日木曜日
●甲板
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甲板 甲板の風がくすぐったい春だ 福田若之 花冷の甲板踏んで女の子 田中裕明 甲板と水平線とのあらきシーソー 篠原鳳作 甲板の豚は望郷の涙でぬれる 藤後左右 航終る甲板の雪陸の雪 鷹羽狩行
2025年4月8日火曜日
◆週刊俳句の記事募集
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週刊俳句の記事募集 小誌『週刊俳句』がみなさまの執筆・投稿によって成り立っているのは周知の事実ですが、あらためてお願いいたします。 長短ご随意、硬軟ご随意。 ※俳句作品を除く お問い合わせ・寄稿は こちら まで。 【転載に関して】 ● 同人誌・結社誌からの転載 刊行後2~3か...
2025年4月4日金曜日
●金曜日の川柳〔岡林裕子〕西原天気
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西原天気 ※樋口由紀子さんオヤスミにつき代打。 一本のネジは余るし雨は降る 岡林裕子 ぴったりに越したことはないが、足りないよりも余るほうがいい。機能的には。というのは、用を足すに困らないという意味。 しかしながら、気持ちとしては、おおいに問題。揺さぶられる。 足りないのは、...
2025年4月2日水曜日
西鶴ざんまい #77 浅沼璞
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西鶴ざんまい #77 浅沼璞 吉野帋さくら細工に栬させ 打越 鹿に連泣きすかす抱守 前句 面影や位牌に残る夜半の月 付句(通算59句目) 『西鶴独吟百韻自註絵巻』(1692年頃) 【付句】三ノ折・表9句目。 月=ここまでの秋の付合を受け、月の定座...
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