ウラハイ = 裏「週刊俳句」

不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY

2026年5月1日金曜日

●金曜日の川柳〔西沢葉火〕まつりぺきん

›
まつりぺきん ライターの音を一切消した窓   西沢葉火 静謐です。 ライターの点火音のような小さな音さえも聞こえない、密閉された空間。 それを成し遂げる「窓」の存在感。 「一切」には、内と外とが完全に切り離された、隔絶の風景を殊更に強調するニュアンスがあり、内面的世界の象徴のよう...
2026年4月24日金曜日

●金曜日の川柳〔宮井いずみ〕暮田真名

›
暮田真名 ボヨンボヨン大王お見舞いにざぼん   宮井いずみ 「ボヨンボヨン大王」なる人物が、お見舞い品に果物の「ざぼん」を提げてやってきた。あるいは、「ボヨンボヨン大王」へのお見舞い品として「ざぼん」を持参した。おおむね、そのように読める句である。 この句の骨子を抜き出すならば、...
2026年4月22日水曜日

●浅沼璞 西鶴ざんまい #94

›
  西鶴ざんまい #94   浅沼璞     詩人時節の露を哀み     打越   此の夕孤猿身を断つ峯の花   前句    山吹しぼむ岸の毒水     付句(通算76句目) 『西鶴独吟百韻自註絵巻』(1692年頃) 【付句】 三ノ折・裏12句目。  春(山吹)。  毒水(どくす...
2026年4月17日金曜日

●金曜日の川柳〔北川絢一郎〕湊圭伍

›
湊圭伍 どの糸からもマリオネットは血を貰う   北川絢一郎 操り人形が活き活きと動いているとして、その活力は人形をぶら下げた糸を通じて操っている人物から来ている、というのは当たり前である。ただその活力を「血」と表現し、「血を貰う」として人形とそれを操るものの関係を示すと、急に状況...
2026年4月10日金曜日

●金曜日の川柳〔藤井智史〕まつりぺきん

›
まつりぺきん マヨネーズ1本分の陽気です   藤井智史 さて、どうとらえましょうか。 マヨネーズ1本まるごと一気に使おうとするとなかなか難しいものですが、一生に使えるマヨネーズがたった1本とすれば、慎重にならざるをえません。 また、陽気も「春の陽気」のような気候・時候なら、限られ...
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示
Powered by Blogger.