ウラハイ = 裏「週刊俳句」
不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
2018年12月31日月曜日
●月曜日の一句〔池田瑠那〕相子智恵
›
相子智恵 我よりの賀状も君が遺品なる 池田瑠那 句集『金輪際』(ふらんす堂 2018.9)所収 胸をつかれる句だ。〈我〉と〈君〉という特別な間柄で〈遺品〉を整理していることから、この二人が夫婦だということがわかる。 夫婦となって共に暮らすようになれば...
2018年12月29日土曜日
●土曜日の読書〔アナキスト〕小津夜景
›
小津夜景 アナキスト クリスマスイヴの前日、マロニエの落ち葉の中を一緒に歩いていたユキさんが、最近どうよと小突いてきたので、えへへと笑ってみた。 「いいなあ。私なんか『もっと稼いでこい』って家族に怒鳴られてるよ」 ユキさんはスペイン人の夫な...
2018年12月25日火曜日
●社会鍋
›
社会鍋 社会鍋の喇叭の唾を道へ振る 田川飛旅子 星空へ口を大きく社会鍋 本内彰志 社会鍋横顔ばかり通るなり 岡本 眸
2018年12月24日月曜日
●月曜日の一句〔日下野由季〕相子智恵
›
相子智恵 人に会ふための師走の橋渡る 日下野由季 句集『馥郁』(ふらんす堂 2018.9)所収 恋の句かもしれないし、そうではないかもしれない。〈人に会ふための〉の高揚感がいかにも〈師走〉であり、一読でうきうきする。 おそらく作者の定型感覚ならば、例...
2018年12月22日土曜日
●土曜日の読書〔バオバブ〕小津夜景
›
小津夜景 バオバブ 熱が出た。 昼ごはんはロールド・オートを煮ておかゆにする。 ヴァロリスの陶器にあつあつのおかゆを盛り、ドライレーズンを散らし、バオバブの実の粉をふりかける。バオバブの実には柚子に似た香味があり、何かと使い勝手がよい。 ...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示