おんつぼ16
スクリーミング・ジェイ・ホーキンス
Screamin' Jay Hawkins
山田露結
出たっ!恐怖の激烈バカ!
ジム・ジャームッシュ監督の映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の中でも度々流れていた名曲「I Put a Spell on You」。
そのオドロオドロしさは一度聴いたらおそらく一生耳から離れる事はありません。
彼は同監督の映画「ミステリー・トレイン」で俳優としても圧倒的な存在感を見せています。
独特のダミ声とグロテスクな風貌。その下品さ。病みつきになります。
アルバム「Voodoo Jive」の最後に入っている「Constipation Blues」は最初から最後までうなり声、うめき声の連続。辞書を引いてみたらなんと「便秘のブルース」。
見事なバカです。
ゲテモノ度 ★★★★★
変態度 ★★★★★
〔おすすめアルバム〕Voodoo Jive: The Best of Screamin' Jay Hawkins
動画。
返信削除笑ろた。
おっしゃるとおり、見事なバカ。
「Constipation blues」の動画もありました。
返信削除なんとゲンズブールと競演しています。
http://www.youtube.com/watch?v=ZvNO0BfBecc
ジェイ・ホーキンスのカバーでは、動画にもあるニーナ・シモンのLPヴァージョン(ストリングス入り)と、CCRのデビューLPのジョー・フォガティのシャウトがベスト。ちなみに、昔はニーナのこの歌と青江美奈の「伊勢崎町ブルース」が便秘のブルースとして毎週ラジオで掛かってました。ニーナのLP版なんてテナーの掛けあいのとこなんか、スキャットとテナーの音色が、ずばりの臨場感で痺れます。
返信削除これですね。
返信削除http://www.youtube.com/watch?v=4R6nmKjcSeU
CCRのバージョンははじめて聴きました。
さよです。
返信削除ライブ仕立てになってますが、音源はLPのものです。
ジェイのオリジナルは1956年に出てすぐ発禁になったそうですが(FENでその後何度か聞いた気がします)、65年のニーナ・シモンに痺れて(わたくしが持ってる邦盤はこの曲がタイトル。オリジナルのアトランティック盤は違うので、便秘の歌で日本では話題になったせいか)、68年にCCRもこの曲をカバーしているので買ったのでした(このLPのウィルソン・ピケットの「99.5」のカバーのシャウトにも痺れました)。ジャームッシュの映画も、小津安二郎の映画のタイトルがルー・リードが賭ける競馬の名前になっていると聞いて見に行ったら、ファーストシーンからこれが流れて来て感激。
昔はタイトルの意味が分からなくて、近所の米軍基地のアメリカ人に聞いたら、去っていく恋人を呪文で戻そうとする歌だと教えてくれました。spellの意味が呪文だったとは。私はあなたの上に字を置く、ってなあに?だったから。愛の呪文をかけてやる、だったのね。