2009年3月21日土曜日
●おんつぼ17 ザ・クラッシュ 山田露結
おんつぼ17
ザ・クラッシュ The Clash
山田露結
中学生の頃、ザ・クラッシュの「コンバット・ロック」というアルバムを買いました。
それまで“パンク”を聴いたことがなかった私はその“パンク”という言葉の響きに憧れ、かなり自分なりのイメージを持って、期待に胸膨らませ、ドキドキしながらレコードに針を落とした記憶があります。
ところがっ!
スピーカーを通して出てきたサウンドは私のイメージしていたものとは全く違っていました。
「これがパンク???」
たしかに硬派な男臭さは感じたのだが“歪んだギターでジャーン!”というロックンロールを期待していた私にとってそのサウンドはとても理解できるモノではなかったのです。
数ヶ月後、友人宅で彼の兄が持っていたセックス・ピストルズのレコードを聴いたとき、「これだ!これだよ!これ、これ!」と叫んでしまいました。それこそが、まさしく私の求めていた。”パンク”の音だったのです。
そんなわけで、それからしばらくの間クラッシュのレコードは棚の隅に追いやられてしまいました。
それから数年が過ぎ、高校生になったある日、私の部屋で弟が聴き覚えのないレコードをかけていました。
「これ何!カッコイイじゃん!」とたずねると「兄貴の持ってるクラッシュのレコードだよ。」と答えました。
ショックでした。こんなにカッコイイ音だと気付かずに棚の隅に追いやっていたこと(ジョー・ストラマー兄キ!ゴメンナサイ! )、しかも弟は私より先にそのカッコ良さにハマっていたこと。
“パンク”を音楽的ジャンルにカテゴライズせずに、レゲエ、ファンク、ヒップホップ、ロカビリー、ジャズなどさまざまな音楽のあらゆる要素を持ち込んで作り上げられたクラッシュ・サウンド!(この言い方、ちょっとダサイ?)
しかし“パンク”の精神性は貫き続けています。
今聴いても全く色あせないカッコ良さ。
アルバム「コンバット・ロック」は僕にロックの本当のカッコ良さを教えてくれた永遠のバイブルなのです。
硬派度 ★★★★★
ごった煮度 ★★★★★
おすすめアルバム「コンバット・ロック」
Is very best
返信削除watashi wa burajiru jin des
I love "Clash"
mata ne!
http://caiusama.blogspot.com/