シネマのへそ08夫婦善哉 (豊田四郎監督・1955年)山田露結「タリないお馬鹿さん」をやらせたらアンナ・カリーナしかいないだろう、と思っていたら日本に淡島千景がいた。
原作は織田作之助の有名な小説。
映画の中に描かれている大阪の町並が何とも美しい。
船場の化粧問屋のぼんぼんで遊び人の柳吉(森繁久彌)は曽根崎新地の芸者・蝶子(淡島千景)と駆け落ちをする。
生まれながらのぼんぼん気質でダメ男の柳吉を芸者をしながら面倒を見る蝶子。
惚れた男に尽くす女のけな気な姿がタマリマセン。
そして、当時流行語にもなったという「おばはん、たよりにしてまっせ」という柳吉の台詞。
女に世話を焼かせるダメ男に憧れてしまいます。
「自由軒」のカレーが食べたくなる。
放蕩度★★★★★
人情度★★★★★
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