LA FEMME CHINOISE
山田露結
「昨日一緒に楽しく過ごして ありがとう 早い帰りました 悪い ごめんね 本当に一緒に少しでもいてほしいなのに……」
マリ子からメールをもらった。
マリ子は日本の大学に通うという中国人の女の子。
四川省出身で父親は日本人なのだと言う。
大学では心理学を専攻していると言っていたが、こんなカタコトの日本語しか話せない彼女に、はたして日本の大学で心理学を学ぶことなんて出来るんだろうか、とも思った。
「四川省 近いよ ひこきで3時間。」
あどけない笑顔が、若い頃の本田美奈子に似ていた。
少しだけ、四川省に行ってみたいと思った。
中国の茶の淹れらるるクリスマス 後藤夜半
≫〔中嶋憲武まつり・第12日〕かしつぼ LA FEMME CHINOISE/中国女(1978)
0 件のコメント:
コメントを投稿