2021年6月8日火曜日

【俳誌拝読】『ねじまわし』第1号(2021年5月16日)

【俳誌拝読】
『ねじまわし』第1号(2021年5月16日)


A5判、本文44頁。生駒大祐、大塚凱による俳誌。俳句作品は両氏それぞれ10句。

薄紙の慌てて燃ゆる菱の花  生駒大祐

いうれいと云ふくちびるのうごかなさ  大塚凱

記事は、生駒大祐〈「型で学ぶ俳句入門」第1回〉のほか、岡田一実〈山本健吉が「低調」と評した大正「客観写生」俳句を読んでみた〉、広渡敬雄〈「作家の記憶」-晩年の能村登四郎-最期まで自己変革と艶〉等、ゲスト執筆者を迎える。

第1号発行記念句会には、上記両氏がクズウジュンイチ、岡田一実、野口る理の各氏をオンラインで迎える。ただし、これには他誌に類を見ない仕掛けがあり、それが明かされる編集後記的な〈対談 ねじくらべ〉が他の話題も含め、興味深い内容。


(西原天気・記)



0 件のコメント:

コメントを投稿