
樋口由紀子
アフリカの王ならくよくよはしない
樋口由紀子(ひぐち・ゆきこ)1953~
自分で書いておきながら、なんと無責任な川柳だと思う。「王」ともなれば、「民」の域を大きく超えて、重大な責務をかかえ、くよくよすることも多岐にわたっているはずである。若干の皮肉もあるが、「アフリカ」の広大さに、何ごとにもこだわらない大らかさを優先した。
今年は私にとってたいへんな一年だった。くよくよすることがいっぱいあった。人間だから、生きているのだからくよくよするのはあたりまえだが、それにしても人生が一変した。なんとか遣り過すことはできたが、来年はどうなるかは神のみぞ知るである。しかし、なるようにならないのなら、もう開き直って「アフリカの王」にシンパシーを抱くしかない。『容顔』(1999年刊 詩遊社)所収。
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