ウラハイ = 裏「週刊俳句」
不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
2023年9月29日金曜日
●金曜日の川柳〔久保田紺〕樋口由紀子
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樋口由紀子 百円で買った百円ほどの味 久保田紺 (くぼた・こん) 1959~2015 百円で買ったのだから、百円ほどの味はあたりまえで、別に二百円の味を期待したのでもなく、五十円の味でなくてよかったと安堵したわけでもない。感情はまったく入っていない。「ほど」に社会を見る姿勢が現れ...
2023年9月22日金曜日
●金曜日の川柳〔中尾藻介〕樋口由紀子
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樋口由紀子 人妻にハガキをすれば手紙くる 中尾藻介 (なかお・もすけ) 1917~1998 現代はSNSが全盛で、LINEの既読が気になり、ツイッターに「いいね」が即押しされる。掲句は時代を感じさせる川柳である。ハガキを出してから、手紙が来るまで、何日経っているのか。しかし、ほん...
2023年9月18日月曜日
●月曜日の一句〔中岡毅雄〕相子智恵
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相子智恵 鳥のこゑみなあかるくて栗を剝く 中岡毅雄 句集『伴侶』(2023.8 朔出版)所収 栗を剝くのは、指は痛くなるし、結構大変な作業だ。黙々と剝いているのだと思う。その作業の間には、ただただ鳥たちの明るい声が聞こえている。 一句は、明るい鳥の声から出発し、下五で因果のな...
2023年9月15日金曜日
●金曜日の川柳〔兵頭全郎〕樋口由紀子
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樋口由紀子 予想屋の声の震えをとっておく 兵頭全郎 (ひょうどう・ぜんろう) 1969~ 予想屋とは、公営競技の場内において競走(レース)の着順を予想し、その情報を販売する人である。しかし、ここでは、世界の、人生の予想をする人のような気もする。声の震えとはよくないことがあるという...
2023年9月13日水曜日
西鶴ざんまい #49 浅沼璞
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西鶴ざんまい #49 浅沼璞 住替て不破の関やの瓦葺 打越 小判拝める時も有けり 前句 堀当て哀れ棺桶の形消え 付句(通算31句目) 『西鶴独吟百韻自註絵巻』(1692年頃) 【付句】二ノ折、表9句目。雑(無常)。 堀当(ほりあて)=田畑を耕...
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