弘田三枝子 Hirota Mieko
中嶋憲武
おんつぼ=音楽のツボ
つい、この人へ戻ってきてしまう。
あれこれと音楽聴いてますが、原点はこの人だったのかと。
弘田三枝子。
最近の彼女は、ブルーにこんがらがってよく分かりませんが、聴くたびにうまいなあと唸ってしまいます。唸らされる歌手なんて、そうそういるものではありません。
先日も、池袋のHMVふらふらしてたら、このアルバムが目に止まり即買い。
このアルバムこそ、ぼくが弘田三枝子に開眼したアルバムなのです。1964年当時、4歳だったぼくが、従姉の家へ遊びに行くと必ずこのアルバムがかかっていて、多分影響されてしまったのでしょうね。ジャケット写真のポーズを模写しながら、アルバムを聴く日々。特に好きだったのは1曲めの「悲しきハート」と10曲めの「月影のレナート」、12曲めの「寝不足なの」。このアルバムは1963年11月発売ですから、当時高校生だった従姉が買って、ヘビロテの真っ最中のころだったのでしょう。
多分その頃だったと思いますが、新宿厚生年金ホールだかどこだかへ、コンサートに連れて行ってもらった記憶があります。ステージの弘田三枝子、ミコちゃんは、左腕を怪我していて、繃帯で吊っていた痛々しい姿。どんなコンサートだったのかは、まったく忘れてしまいましたが、その繃帯姿だけは妙に目にこびり付いていて、今でも鮮やかに浮かんできます。今でも繃帯姿の女の子を見かけると、なんだか懐かしいような、甘酸っぱい気分になります。
パンチ度 ★★★★★
ポップ度 ★★★★
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