2009年7月5日日曜日

〔ネット拾読〕品質のほどがよくわからない阪神ブラゼル

〔ネット拾読〕08
品質のほどがよくわからない阪神ブラゼル


さいばら天気


はい、こんにちは。また日曜日がやってまいりました。

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2009年7月2日(木) ピエール瀧 ペラ☆ペラ 
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/07/200972-1.html
皆でサイクリングに行くと僕だけ三輪車だったり、
電車に乗ったら車内にカニがたくさんいたり、
となりの家にはなわさんが4人住んでいたり、
朝起きると自分の顔がテーブルに置いてあったり、
夢の話とパーティーの話ほど退屈なものはない、と言ったのはロラン・バルトでしたか。夢もパーティーも、本人には奇異でおもしろくて興奮して他人にしゃべるのですが、聞かされたほうは、たいしておもしろくない。「夢だから、ヘンテコなのは当たり前でしょ?」ってなもので。俳句でも、夢で解決する句は、ほとんどつまらない。

でも、例外があるんですね。夢の話にもおもしろいものがある。「はなわ」が4人暮らしているってw

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[俳句短歌]丁稚の云ひ分第5回 from 亭主の日乗
http://yaplog.jp/hiroshimaya/archive/1799

前回、句集のアタマに「なんで、主宰/師匠筋の序文がつくの?」との疑問を取り上げました。その記事への軽いレスポンス。

いや、私だって、「なんで?」と思いますよ、そりゃ。つまり、心情的には「亭主の日乗」さんに近いです。

それどころか、「垢抜けねえなあ」とか、「おむつも取れねえのに、本だすなよ」とか、「謝礼めあてに序文書いてんじゃねえよ」とか、そんなことをおっしゃる人もいらっしゃいます。んんと、半分は同意、でも半分は前回書いたように「それほど気にすることはない」。

とはいっても、外から見て奇妙な慣習は多いです。句集にしても俳句世間全般にしても。

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「共感できない本」を読めないあなたは、共感されたいだけ。
from 毎日が日直「働く大人」の文学ガイド」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090626/198716/?P=1
※読むにはログイン(無料入会登録)が必要。

前回の「共感病」の続き。記事タイトルですでに十全。パラフレーズすると、〈「共感できない俳句」を読めないあなたは、共感されたいだけ〉。

伝わったでしょうか。千野帽子氏の素敵な文章をひっぱってきて言いたいのは、つまり、「共感なんてクソくらえ」ということ、いや、もとい、「共感だけじゃないですよー」ということです。

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眼玉の直径 from Rocket Garden
http://yamadarockets.blog81.fc2.com/blog-entry-122.html

たしかに、俳句は、読むぶんには、まるごと一瞬にして眼玉に入ってくるものだけれど、聞くぶんには、ひとつながりの線。

俳句は、文字である前に/文字であるよりむしろ「声」というのが私の捉え方。

もちろん、いったん聞いてしまえば、それは線(時間を伴う旋律)ではなく、ひとかたまりの音の響きにはなるのですが、はじめの出会いは、アタマの一音から最後の一音まで連なった「声」という感じがしています。

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それではまた次の日曜日にお会いしましょう。

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