不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
海馬 みなとの詩歌ブログhttp://umiuma.blog.shinobi.jp/Entry/758/ http://umiuma.blog.shinobi.jp/Entry/759/haiku&me http://haiku-and-me.blogspot.com/2009/12/blog-post_07.html?showComment=1260448414276ono-deluxeの空間http://www.kanshin.com/diary/2012258
リンク集、誠にありがとうございます。
海馬 みなとの詩歌ブログ藤田哲史http://umiuma.blog.shinobi.jp/Entry/760/山口優夢http://umiuma.blog.shinobi.jp/Entry/761/佐藤文香http://umiuma.blog.shinobi.jp/Entry/762/谷雄介http://umiuma.blog.shinobi.jp/Entry/763/e船団 日刊:この一句2009年12月12日http://sendan.kaisya.co.jp/ikkubak.html2009年12月13日http://sendan.kaisya.co.jp/ikku.html閑中俳句日記(別館)http://kanchu-haiku.typepad.jp/blog/2009/12/%E8%B6%8A%E6%99%BA%E5%8F%8B%E4%BA%AE%E8%97%A4%E7%94%B0%E5%93%B2%E5%8F%B2%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E5%84%AA%E5%A4%A2%E6%96%B0%E6%92%B021%E3%81%8B%E3%82%89%E4%B8%80.html
朝日俳壇の時評欄にも取り上げられたようですね。 曾呂利亭雑記 http://sorori-tei-zakki.blogspot.com/2009/12/blog-post_13.html 「新撰21」、KINO新宿本店に本日入荷しました。http://f.hatena.ne.jp/twitter/20091212181815
朝日新聞 歌壇 俳壇 2009年12月13日記事うたをよむ 平成の「新撰」俳句を読む 小澤 實 平成の年号はいたずらに重ねられてきたのに、俳句の世界ではいまだに新しい動きを見出しがたい。無風状態が続いているかに見える。「平成において出現した優れた俳人は誰であるか」という検証もいまだなされてはこなかった。 このたび『新撰21』(邑書林)という作品集が刊行された。四十歳未満の俳人二十一名の自選百句を集録している。各俳人の小論も掲載されており、その執筆にも四十五歳未満という若手が当たっている。人選などを行った編者は筑紫磐井、対馬康子、高山れおなの三名。 <アイロンの蒸気のかたち猫の恋 越智友亮>。越智は平成三年生まれ、本書でもっとも若い。平成生まれの俳人が登場しているのだ。池田澄子門、前衛の流れにある作家だ。揚出句は「アイロンの蒸気」と「猫の恋」と勢いのある二物を取り合わせて、春の気分を捉えている。若々しいだけでなく、蒸気の「かたち」まで書いたところで確かである。 <払ひたる手の甲に蠅当りけり 中本真人>。中本は昭和五十六年生まれ、三村純也門、伝統派である。虚子の説いた花鳥諷詠という理念の元に生きようとしている。掲出句は眼で見たものではない。手の甲の瞬間的な触覚で、蠅の存在を捉えている。老練ともいうべき自在さがある。 <蝋製のパスタ立ち昇りフォーク宙に凍つ 関悦史>。関は昭和四十四年生まれ。「豈」同人。前衛俳句の流れである。喫茶店店頭の中空に浮かぶ食品模型が描かれる。現代というどうにも落ち着かない時代が描かれているようにも読める。 集録作品は多種多様であった。写生俳句から境涯俳句、社会性俳句、前衛俳句まで、昭和俳句が生み出したさまざまな形が、今も若手作家の中で生きているのを見たのは驚きだった。じっくり読んで、新たな何が加えられているかを考えてみたい。 年下のライバルも探してみたい。若手俳人は本書集録の作家に限られるわけではない。本書に続く若手検証の仕事も待たれる。(俳人)
匿名さま拙ブログへのリンク、ありがとうございます。ただし、あと15名について書く予定ですので、この辺りで打ち止めをお願いいたします。こちらのコメント欄を占拠するのは本意ではありませんので……。INDEXhttp://umiuma.blog.shinobi.jp/Entry/758/を目次、句と俳人名を各俳人の鑑賞へのリンクとしております。引きつづきお付き合い願えれば幸いです。*さいばら天気さま拙ブログ、たびたびご紹介いただきありがとうございます。竟宴にてお目にかかれることを期待しております。湊圭史
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朝日俳壇の時評欄にも取り上げられたようですね。
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「新撰21」、KINO新宿本店に本日入荷しました。
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朝日新聞 歌壇 俳壇 2009年12月13日記事
返信削除うたをよむ 平成の「新撰」俳句を読む 小澤 實
平成の年号はいたずらに重ねられてきたのに、俳句の世界ではいまだに新しい動きを見出しがたい。無風状態が続いているかに見える。「平成において出現した優れた俳人は誰であるか」という検証もいまだなされてはこなかった。
このたび『新撰21』(邑書林)という作品集が刊行された。四十歳未満の俳人二十一名の自選百句を集録している。各俳人の小論も掲載されており、その執筆にも四十五歳未満という若手が当たっている。人選などを行った編者は筑紫磐井、対馬康子、高山れおなの三名。
<アイロンの蒸気のかたち猫の恋 越智友亮>。越智は平成三年生まれ、本書でもっとも若い。平成生まれの俳人が登場しているのだ。池田澄子門、前衛の流れにある作家だ。揚出句は「アイロンの蒸気」と「猫の恋」と勢いのある二物を取り合わせて、春の気分を捉えている。若々しいだけでなく、蒸気の「かたち」まで書いたところで確かである。
<払ひたる手の甲に蠅当りけり 中本真人>。中本は昭和五十六年生まれ、三村純也門、伝統派である。虚子の説いた花鳥諷詠という理念の元に生きようとしている。掲出句は眼で見たものではない。手の甲の瞬間的な触覚で、蠅の存在を捉えている。老練ともいうべき自在さがある。
<蝋製のパスタ立ち昇りフォーク宙に凍つ 関悦史>。関は昭和四十四年生まれ。「豈」同人。前衛俳句の流れである。喫茶店店頭の中空に浮かぶ食品模型が描かれる。現代というどうにも落ち着かない時代が描かれているようにも読める。
集録作品は多種多様であった。写生俳句から境涯俳句、社会性俳句、前衛俳句まで、昭和俳句が生み出したさまざまな形が、今も若手作家の中で生きているのを見たのは驚きだった。じっくり読んで、新たな何が加えられているかを考えてみたい。
年下のライバルも探してみたい。若手俳人は本書集録の作家に限られるわけではない。本書に続く若手検証の仕事も待たれる。(俳人)
匿名さま
返信削除拙ブログへのリンク、ありがとうございます。ただし、あと15名について書く予定ですので、この辺りで打ち止めをお願いいたします。こちらのコメント欄を占拠するのは本意ではありませんので……。
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さいばら天気さま
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湊圭史