【俳誌拝読】
『都市』2010年10月号を読む さいばら天気
発行・編集人:中西夕紀/発行所:「都市」俳句会(≫ウェブサイト)
筑紫磐井氏による「俳句の歴史入門講座」は15回を数え、今回は、相馬遷子を中心に「星」の句について解説。
新連載に、大庭紫逢氏「相生垣瓜人探訪」。ほか、宇佐美魚目、飯田蛇笏等、取り上げた論考複数。大木満里、川手人魚、栗山心3氏による鼎談「私と演劇」は広く演劇の楽しみを語る。
主宰・同人作品より。
素潜りの水裏の日も秋めけり 中西夕紀
紫陽花の一山白くありにけり 三森 梢
でで虫にチュウインガムを膨らます 野川美渦
鳶十羽二十羽湧いて朝曇 森 有也
関東の入日映して植田かな 渡辺友志夫
蝉鳴くや棹の端まで産着干し 小林 風
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