2010年10月20日水曜日

【俳誌拝読】『都市』2010年10月号を読む さいばら天気

【俳誌拝読】
『都市』2010年10月号を読む  さいばら天気


発行・編集人:中西夕紀/発行所:「都市」俳句会(≫ウェブサイト

筑紫磐井氏による「俳句の歴史入門講座」は15回を数え、今回は、相馬遷子を中心に「星」の句について解説。

新連載に、大庭紫逢氏「相生垣瓜人探訪」。ほか、宇佐美魚目、飯田蛇笏等、取り上げた論考複数。大木満里、川手人魚、栗山心3氏による鼎談「私と演劇」は広く演劇の楽しみを語る。

主宰・同人作品より。

素潜りの水裏の日も秋めけり  中西夕紀

紫陽花の一山白くありにけり  三森 梢

でで虫にチュウインガムを膨らます  野川美渦

鳶十羽二十羽湧いて朝曇  森 有也

関東の入日映して植田かな  渡辺友志夫

蝉鳴くや棹の端まで産着干し  小林 風

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