〔今週号の表紙〕
第218号
倉田有希
あまり知られていない話ですが、紫陽花の葉には毒があります。摂取すると過呼吸やふらつき、吐き気、麻痺、そして死に至ることも。葉の表面に毒はないので、触れたりしても害はなく、食べてしまうと危険な訳です。実際、料亭で添え物に出された紫陽花の葉を食べて中毒を起こした事例があります。紫陽花の葉には青酸配糖体が含まれていますが、これはごく微量なので、他の物質による可能性も指摘されています。トリカブトやスズランの毒性はわりと有名ですね。また、チューリップやシキミ等、身近に有毒性のものもすくなくありません。夾竹桃はその枝を箸代わりにして中毒を起こした事故があるそうです。写真は横浜の三渓園にて。
●
0 件のコメント:
コメントを投稿