〔今週号の表紙〕
第262号 ゴング
上田信治 ・文 佐藤文香・写真
今週号の表紙写真は、週刊俳句5周年記念オフ会で、お祝いの歌を歌ってくれた、中田一子さん・前田達彦さんご持参の楽器です。
ゴングという白文字が、タイトル文字と響き合って、チャーミングです。この文字が、なんのために必要なのかは聞き漏らしましたが。
前田さんの本業はイラストレーターで、しばらく前まで、本阿弥書店の「俳壇」で連載されていました。前田さんは、上田の漫研の後輩で、なぜか音楽家の中田さんと結婚しました。
今年のオフ会は、前回のように盛りだくさんにはならないけど、なんかできないかな、と思っていて、ふと、中田さんの歌を思い出したわけです。「あ、いけそう」と。
中田さんのレパートリーは、たいへん幅広いのですが、相談しているうちに、ガムラン+民謡を中心に、となりました。
「郡上踊り かわさき」(替え詞・上田)
週刊ナー 俳句は
天気さんが 作った〜
穴もあけずに 五周年
五周年 アソンレンセー
人がナー 集まる
インターネット〜
またも会いましょ 日曜日
日曜日 アソンレンセー
「お立酒(おたちざけ)」
お前お立ちか
お名残 惜しい
なごり情けの
くくみ酒
またも来るから
身を大切に
流行り風邪など
ひかねよに
目出度嬉しや
思うこと 叶うた
末は鶴亀
五葉の松
「お立酒」は、就職を機に、今春で週刊俳句運営スタッフを卒業された生駒大祐さんへの、はなむけとして歌ってもらいました。「目出度嬉しや 思うこと 叶うた」のところで感極まり、歌のあと、生駒君と抱き合った上田でしたが、その場面を撮りそこなった佐藤さんが、あとで二人にもう一度ポーズさせたことは秘密です。
つづく「575歌」と仮に題した曲は「俳句はメロディに乗りませんかねえ」という、上田の無茶ぶりに、応じて下さった中田さんのオリジナルで、4848の繰り返しで進行するガムランのメロディに、俳句をのせて歌い上げるというものでした。ほんとに無茶ぶりだったけど、いい演奏でした。
「575歌」の動画はPHOTOアルバムでご覧になれます。
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