【俳誌拝読】
『儒艮 JUGON』第4号(2014年2月1日)
A5判、本文62頁。編集・発行:久保純夫。掲載俳句作品より気ままに。
体臭の次に漂う蛍かな 曾根 毅
薬缶振って水少しあり冬の暮 木村オサム
流氷の音人体に骨二百 岡田由季
冬の日を写せば遺影にも似たり 杉浦圭祐
外套の小銭鳴らしてコヨーテ来 原 知子
さらさらと零す仁丹クリスマス 松下カロ
藁塚の芯まで温し暮の鐘 小林かんな
チューブから絞られている水母かな 城 貴代美
ああああと指から逃げていく白梅 久保純夫
(西原天気・記)
0 件のコメント:
コメントを投稿