2019年3月5日火曜日

【俳誌拝読】『五七五』第2号

【俳誌拝読】
『五七五』第2号(2019年1月31日)


B5判変型、本文32ページ。編集発行人:高橋修宏。

論考4本、松下カロ「柿本多映をめぐる段落と結論のない短章」、江里昭彦「獄中への詩論」、高橋修宏「空無の強度 高橋睦郎の震災詠をめぐって」、星野太「俳句をめぐる四つの命題」)が充実。

以下、5氏の俳句作品より。

陽炎は冷たき舌をみせにけり  柿本多映

天涯に吃音の蝶ひるがえる  増田まさみ

静電気髪から髪へクリスマス  松下カロ

目礼すいずれ火を噴く山なれば  江里昭彦

涅槃とや座頭鯨の背の滑り  高橋修宏

(西原天気・記)



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