ウラハイ = 裏「週刊俳句」
不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
2023年5月31日水曜日
西鶴ざんまい #44 浅沼璞
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西鶴ざんまい #44 浅沼璞 筬なぐるまの波の寄糸 打越 四十暮の身過に玉藻苅ほして 前句 飛込むほたる寝㒵はづかし 付句(二オ4句目) 『西鶴独吟百韻自註絵巻』(1692年頃) 【付句】二ノ折、表4句目。 ほたる=夏。 はづかし=恋。 寝㒵(...
2023年5月29日月曜日
●月曜日の一句〔金子敦〕相子智恵
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相子智恵 サンドイッチしづかに倒れ雲の峰 金子 敦 現代俳句文庫88『金子敦句集』(2023.4 ふらんす堂)所収 そういえば、サンドイッチは音もなくゆっくり倒れる。それも、ひとかたまりで倒れるのではなくて、たいてい中身の部分でばらけてしまう。レタスのところで分かれて倒れるこ...
2023年5月26日金曜日
●金曜日の川柳〔小林不浪人〕樋口由紀子
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樋口由紀子 あきらめて歩けば月も歩きだし 小林不浪人 (こばやし・ふろうにん) 1892~1954 なんとなくわかる。こういうあきらめのかぶせ方をしたことがある。もちろん、月が歩きすわけはない。「あきらめ」は生きていくうえの大切な対処法で、それは月だってわかってくれている。だから...
2023年5月22日月曜日
●月曜日の一句〔井出野浩貴〕相子智恵
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相子智恵 鮎焼かれなほ急湍をゆくかたち 井出野浩貴 句集『孤島』(2023.5 朔出版)所収 〈急湍(きゅうたん)〉は、流れの速い瀬。早瀬のことだ。考えてみれば、鮎の塩焼きをつくる際に、まるでまだ生きて泳いでいるかのように、ぐねりと曲げた形で串に刺して焼き、その形をとどめると...
2023年5月19日金曜日
●金曜日の川柳〔山本忠次郎〕樋口由紀子
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樋口由紀子 笑わない老爺と連れの嗤う老婆 山本忠次郎 (やまもと・ちゅうじろう) 1936~ 町で見掛ける老夫婦に目が行くようになった。確かに掲句のような夫婦を見かける。その反対も、あるいは共に笑っていない、共に嗤っている、二人もいる。その中で作者はあえてここを切り取った。もっと...
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