【裏・真説温泉あんま芸者】
写すものと写ったもの
西原天気
写真の上手な人は「写す」。例えばプロは写したいものを写す。あるいは人々が見たいものを写す。
カメラマンさんと仕事をすると感心することが多い。例えば、学校案内を作るのに授業風景を撮影。カメラマンは、学生の眼球に焦点を合わせる。シロウトはざっくりと「眼」なので手前の瞼や睫毛にピントが来たりするが、プロは眼球(もしくは瞳孔)。出来上がりを見ると、たしかに黒目に力のある写真になっている。
ヘタクソだけど写真が好きで楽しむ、という場合、「写った」ものを楽しむ。
このあいだの吟行(散歩)のとき写真を撮った(≫http://sevendays-a-week.blogspot.jp/2014/08/blog-post_3.html)。そのなかの一枚、ビルの一室の壁に何か見える。何なのか気になって残した(それがなければ即削除していた写真)。
あるいは、これ(↓)は、水を遣って(水を捨てて)いるらしいオジサンが「写ってしまった」写真。
ふうむ、と、ひとり眺めている。
俳句の話じゃなくて、ごめんね。
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