【俳誌拝読】
『靑猫』創刊第一号(2016年9月20日)
編集:靑猫句会・大江進、本文24頁、モノクロ(表紙2色)。本文字組を含めデザイン全体に洗練味。同人諸氏は山形県在住。
鷲の巣や暗き谷間の喉開く 大江進
さざ波に揺れのやまずや桜貝 佐藤歌音
初秋の木の間木の間に水の音 大場昭子
コロッセオに猫の影殺すなネロ 相蘇清太郎
夏草にダルマ転んで起きられず 今井富世
手袋のやうな手首を拾ひけり 南悠一
雪解田の遠くに誰か動きけり あべ小萩
(西原天気・記)
先日の月1回の青猫句会で、メンバーの一人からウラハイに『青猫』創刊号の紹介記事が載っていることを知らされ、たいへん驚きました。たまたまこのところウラハイにはご無沙汰だったので、ぜんぜん気がつきませんでした。西原さん、ありがとうございます。
返信削除大霜の残土の山のかがやけり(大江進)