2016年12月8日木曜日

【俳誌拝読】『靑猫』創刊第一号

【俳誌拝読】
『靑猫』創刊第一号(2016年9月20日)


編集:靑猫句会・大江進、本文24頁、モノクロ(表紙2色)。本文字組を含めデザイン全体に洗練味。同人諸氏は山形県在住。

鷲の巣や暗き谷間の喉開く  大江進

さざ波に揺れのやまずや桜貝  佐藤歌音

初秋の木の間木の間に水の音  大場昭子

コロッセオに猫の影殺すなネロ  相蘇清太郎

夏草にダルマ転んで起きられず  今井富世

手袋のやうな手首を拾ひけり  南悠一

雪解田の遠くに誰か動きけり  あべ小萩

(西原天気・記)




1 件のコメント:

  1. 先日の月1回の青猫句会で、メンバーの一人からウラハイに『青猫』創刊号の紹介記事が載っていることを知らされ、たいへん驚きました。たまたまこのところウラハイにはご無沙汰だったので、ぜんぜん気がつきませんでした。西原さん、ありがとうございます。
     大霜の残土の山のかがやけり(大江進)

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