連載漫画 ペンギン侍 第44回 かまちよしろう
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2012年6月5日火曜日
2012年6月4日月曜日
●月曜日の一句〔岩淵喜代子〕 相子智恵

相子智恵
今生の螢は声を持たざりし 岩淵喜代子
句集『白雁』(2012.4/角川書店)より。
鳴く虫も多くいる中で、螢は求愛の声を持たない。
螢は声を持たない代わりに、小さな光を持った。螢は、前生では声を持っていたのだろうか。あるいは、来生では声を得るのだろうか。螢が求愛のための声を得たとき、きっとその代わりに、あの光を失うのではないだろうか。螢の光ほどの、かぼそい声を得た代わりに。
〈ばらばらに集まつてきて螢待つ〉〈螢から螢こぼるるときもあり〉
同じページの実開きには、魅力的な螢の句が並ぶ。螢が来るのは、深い闇を持つ山村だろう。そこに、螢を見るために人々が〈ばらばら〉と懐中電灯を持って集まって来て、螢を待つ。人間たちの放つ光と、あちこちから現れる螢の光が、つかの間、闇に集う。
そして〈螢から螢こぼるる〉ように、螢たちが集った歓びの奥底には、それが永遠には続かないのだという淋しさが、確かにある。
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2012年6月3日日曜日
〔今週号の表紙〕第267号 グラウンド 西原天気
〔今週号の表紙〕
第267号 グラウンド
西原天気

ポイント(撮影者の主旨)は、野球部員(手前)と何部だかの部員(向こう)。高校のグラウンドにしては狭いのは、東京都心に立地するせいも。
緑は、新宿御苑の緑。
今年も夏がやってきました。

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第267号 グラウンド
西原天気

ポイント(撮影者の主旨)は、野球部員(手前)と何部だかの部員(向こう)。高校のグラウンドにしては狭いのは、東京都心に立地するせいも。
緑は、新宿御苑の緑。
今年も夏がやってきました。

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2012年6月2日土曜日
●ろくぐわつ
ろくぐわつ
ろくぐわつのひしほのにほひ存へる 八田木枯(以下同)
ろくぐわつのうつたうしきは麦粒腫(ものもらひ)
銀どろのろくぐわつ鳥の肝を刺し
ろくぐわつをあくせくと生き獣肉(ももんじい)
亡き母とゐるろくぐわつの夕がれひ
≫六月(2010年6月1日)
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ろくぐわつのひしほのにほひ存へる 八田木枯(以下同)
ろくぐわつのうつたうしきは麦粒腫(ものもらひ)
銀どろのろくぐわつ鳥の肝を刺し
ろくぐわつをあくせくと生き獣肉(ももんじい)
亡き母とゐるろくぐわつの夕がれひ
≫六月(2010年6月1日)
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2012年6月1日金曜日
●金曜日の川柳〔山河舞句〕 樋口由紀子

樋口由紀子
怒怒怒怒怒 怒怒怒怒怒怒怒 怒怒と海
山河舞句 (やまかわ・まいく) 1940~
第二回高田寄生木賞大賞受賞作品。実際の句は中七の「怒怒怒怒怒怒怒」は上下反対になっている。山河は仙台市在住。特選に推した渡辺隆夫は「三・一一を一句で表現すればこうなる。それにしても津波の音を『怒』で表現できるとは思ってもみなかった」と選評した。
衝撃と動揺をこのように表現したことに感心する。津波、原発、無策、あらゆる事態を生んだすべてのものに対しての山河のやり場のない強い怒りと決して忘れないと言う決意がこの句にみなぎっている。「怒怒怒怒怒~~~」の視覚効果、音声的にも「どどどどど~~~」と迫ってくる。中七の「怒」を反転させることでより強力度も増した。しかし、どれだけ「怒」を重ねても、「怒」を逆さにしてもどうすることもできないジレンマも同時に感じる。「怒怒と海」はつらい。「触光」(22号 2011年6月)収録。
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