回文俳句◆春夏コレクション
手に文庫 井口吾郎
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昼は濃いタンメン明太子春陽
手に文庫目の利く木の芽昆布煮て
佐賀広し他駅に消えた白日傘
茎とキス兄御ベゴニア好きと聞く
むかついた梅雨更衣場タイツ嚙む
蟬生るフシギ詐欺師振舞う店
ギヤマンと知らす雄らしトンマ山羊
川蜻蛉留まる窓と盆と和歌
よき旅の締めに雲丹飯ノビタキよ
永遠に子は美し苦痛箱庭と
不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY

「64年の夏は、エレキ・ギターを中心としたサーフィンが非常に流行しましたね。烈しいドラムのリズムにのって若さのはちきれそうなギターの音があちこちで聞かれました」客:若さのはちきれそうなギターの音があちこちで?w 1964年って、愉快な時代だったんですね。
「レ・プレイヤーズもこの種の楽団のひとつですけれども、アメリカ系のそれと違ってかなりソフトですね、やはりコンチネンタル調といいますか、どことなくおとなしい感じです」客:口調にコクがありますねえ、この解説文。「ですけれども」。「といいますか」。
「USの奴らに負けてなるものかと、張り切って演奏しています」客:……「奴ら」ですか。
●クリスチャン・マルタン(ギター)客:……。「百姓」って……。
10才の時からクラシックギターをみっちり習う。幼い時にマリア修道士会に入っていた事がある。スポーツが大得意。少しずんぐりした体格の持主。いつも微笑みをうかべている。あだ名は「百姓」。
●ミシェル・リブレッティ(セカンド・ギター)客:さっきが「百姓」で、こんどは「ヤクザ」ですか?
6才の時からヴァイオリンを習い、数々のコンクールで入賞。水泳のジュニアチャンピオン。今でも毎木曜日はプールに行く。パリの下町育ちのせいで、4人の中でも一番下町っ子らしく茶目で、あだ名を「ヤクザ」という。髪はブロンド、イタリアの血統。
●ジャン・エルヴェ・ロウ(ピアノ)客:「行き届いているほう」の「ほう」って!
芸術一家に生まれた為、6才よりピアノを本格的に習い、和声学、対位法も学ぶ。やせていて、濃い褐色。非常にオシャレで、ネクタイ、靴下など、細かいところまで神経が行き届いているほう。
●ジャン・ピエール・プレヴォク(ドラム)客:ボーイスカウト・ジャンボリー? 太鼓の伎倆?
イギリスのベードン・パウエル百年祭ボーイスカウト・ジャンボリーに参加、太鼓の伎倆を認められる。バスケットのチャンピオン。商家に生まれた為、はじめは宣伝マンとしての道を歩む。背が高く、髪はブロンド、金ブチの目鏡。
