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2022年12月24日土曜日

●Driving Home For Christmas

Driving Home For Christmas

2021年12月4日土曜日

●本日はフランク・ザッパ忌

本日はフランク・ザッパ忌


Frank Zappa(1940年12月21日 - 1993年12月4日)

2021年11月27日土曜日

●ジミ・ヘンドリックス降誕祭

ジミ・ヘンドリックス降誕祭

本日は藤田嗣治の誕生日であり松下幸之助の誕生日でありブルース・リーの誕生日でありジミ・ヘンドリックスの誕生日であり村田兆治の誕生日であり初代タイガーマスクの誕生日であり小室哲哉の誕生日であり浅野忠信の誕生日なのですね。

2014年8月14日木曜日

【裏・真説温泉あんま芸者】 話題の映画『怪しい彼女』を観てきました

【裏・真説温泉あんま芸者】
話題の映画『怪しい彼女』を観てきました

西原天気



『怪しい彼女』(2014年/ファン・ドンヒョク監督)という映画を観ました。

女性が、70代の経験知と20歳の肉体を併せ持てば、そりゃあ最強です。おまけに前者は「母性」という不可侵の絶対的自信を伴って、無敵。

そんなファンタジーを日常的な題材へと展開するハートウォーミングなコメディでした。

主演女優(20歳を演じる主役)シム・ウンギョンは、小林聡美とイモトアヤコを足して、テンションは足したままにしておいて2で割ってキレイにした感じ。この人、達者。んでもって、がんばる。歌唱がいい。他のキャストもみな魅力的です。

この映画は「いい映画だ」ということはわかります。評判がいい。お盆とはいえ平日の明るい時間帯に、お客さんの入りは上々。反応も良かった。笑うところで笑う。最後近く、泣かしにかかるところでは泣いている人もいた。レンタルになってからも、店員さんたちがポップでレコメンドしまくりそうです。

ところが、どうも、入っていけないのです。「ああ、いいなあ」とは思わない。

「いい映画です」と「ああ、いいなあ」とは、同じようでいて、少し違う。このあたりは微妙です。

最強ぶりに抵抗があるのか?(プロ野球でいえば100勝以上で優勝、プロレスなら相手に技をかけさせないで全勝てな感じの強さ?)

作っている人が一所懸命やっていて、作品として成功を収めている。それはわかっている。観た人の誰もが「良い」と言う。それでも、自分にはしっくりこない。そういうことはよくあることなんですよね。


俳句の話じゃなくて、ごめんよ。

2014年8月12日火曜日

【裏・真説温泉あんま芸者】 『川柳ねじまき』創刊につき「まるこし」 の話など

【裏・真説温泉あんま芸者】
『川柳ねじまき』創刊につき「まるこし」 の話など

西原天気



『川柳ねじまき』が創刊されました。2014年7月20日、発行所には「名古屋市緑区」の住所。

ところで、名古屋の食べ物って、全国的には良いイメージがないのではないでしょうか。マスコミのイメージ操作なのか、タモリのせいなのか。

実際、味噌カツが好きだという非・名古屋人は見たことがないし、小倉トーストとか、想像するだけで「ちょっと遠慮しておきます」 だし。

ところが、数年前です。「まるこし」というお漬物をいただき、あら、美味しい!

吃驚しました。名古屋に漬物のイメージがなかったので、余計に。

漬物にはシブいイメージがあります。それが名古屋とどうも結びつかない。名古屋人には失礼な、非・名古屋人の無知から来るステロタイプと知りつつ申せば、ルイ・ヴィトン好きだけど「LVマークのないルイ・ヴィトンなんてルイ・ヴィトンじゃない」という名古屋人、日曜のたびにトヨタ車を家の前で洗車する名古屋人と、漬物は、イメージがつながらない。

なのに、美味しい。とくに茗荷?(何を食べたかそれほどはっきり憶えていないけれど、たしか茗荷)。この「まるこし」、名古屋人的にはどんな評価なのか知らないのですが、東京にも出店があるし、ネットでも買えるようですし、もう一度食べてみたいんですよね。


『川柳ねじまき』の話じゃなくて、川柳の話ですらなくて、ごめんね。



『川柳ねじまき #1』は定価500円。
ウェブサイトはこちら≫http://nezimakiku.exblog.jp/22222520/
問い合わせ先もそちらに記載があります。

正誤表が2枚なのは誤り? こういうのキライではありません

2014年8月10日日曜日

【裏・真説温泉あんま芸者】 写すものと写ったもの 西原天気

【裏・真説温泉あんま芸者】
写すものと写ったもの

西原天気



写真の上手な人は「写す」。例えばプロは写したいものを写す。あるいは人々が見たいものを写す。

カメラマンさんと仕事をすると感心することが多い。例えば、学校案内を作るのに授業風景を撮影。カメラマンは、学生の眼球に焦点を合わせる。シロウトはざっくりと「眼」なので手前の瞼や睫毛にピントが来たりするが、プロは眼球(もしくは瞳孔)。出来上がりを見ると、たしかに黒目に力のある写真になっている。

ヘタクソだけど写真が好きで楽しむ、という場合、「写った」ものを楽しむ。

このあいだの吟行(散歩)のとき写真を撮った(≫http://sevendays-a-week.blogspot.jp/2014/08/blog-post_3.html)。そのなかの一枚、ビルの一室の壁に何か見える。何なのか気になって残した(それがなければ即削除していた写真)。

あるいは、これ(↓)は、水を遣って(水を捨てて)いるらしいオジサンが「写ってしまった」写真。



ふうむ、と、ひとり眺めている。

俳句の話じゃなくて、ごめんね。


2014年7月27日日曜日

●Summer's Cauldron / Grass

Summer's Cauldron / Grass


2014年7月26日土曜日

●Sketch For Summer

Sketch For Summer


2014年4月6日日曜日

〔おんつぼ49〕クロディーヌ・ロンジェ 西原天気

おんつぼ49

クロディーヌ・ロンジェ
Claudine Longet



西原天気


おんつぼ=音楽のツボ


クロディーヌ・ロンジェ(1942 - )を知ったのは映画『パーティー』(1968年/ブレイク・エドワーズ監督/ピーター・セラーズ主演)でした(封切ロードショーではありません。実際に見たのは後追い)。

Claudine Longet - Nothing To Lose - The Party Soundtrack


ギターを抱えて囁くように歌うヒロインの系譜は、古くは『帰らざる河』(1954年/オットー・プレミンジャー監督)のマリリン・モンロー(≫動画)、『ティファニーで朝食を』(1961年/ブレイク・エドワーズ監督)のオードリー・ヘップバーン(≫動画)、新しいところでは、『ビフォア・サンセット』(2004年/リチャード・リンクレイター監督)のジュリー・デルピー(≫動画)など数多い。そこに『パーティー』のクロディーヌ・ロンジェも並ぶわけで、いずれも、まあ、なんというか、その、とてもかわいい。クソかわいい。

〔ギター+ウィスパリングボイス〕というヤリクチは、それ反則でしょ?ってくらいにキュート。フェミニズムのおばちゃんたちに叱られそうだが、かわらしいものは、かわいらしい。しかたがない。

閑話休題。上に挙げた弾き語りシーンがいずれも女優が唄うものであったのに対して、クロディーヌ・ロンジェはもともと歌手。1967年から72年に7枚のアルバムがあります。キャリア前半に属したA&Mレコードは当時、軽く明るくソフトなポップスを数多く生み出したレコード会社で、クロディーヌ・ロンジェのウィスパリング・ボイスはA&Mの音にうまくハマったといえます。

どの曲も甘く(甘ったるく)、その甘さは春のこの時期にぴったりですが、ベストを挙げるとすれば、「Who Needs You」。途中から入ってくる男性ボーカルは、アレンジャーとして知られるトミー・リピューマ(これはレアです)。



And so dear, I guess the answer is simply. Who needs you, I do!」という歌詞の締めもまたラブソングとして最終兵器並みの威力です。

そんなこんなで若い頃からクロディーヌ・ロンジェを愛聴していたある日、悲しいニュースを知りました。歌手アンディ・ウィリアムスと結婚・離婚後の1976年同棲していたプロスキー選手を銃殺した罪に問われたというのです。本人は暴発を主張するものの判決は有罪。その後のことは知りませんが、ちょっと調べていると、現在も隠棲中のようです。

〔追記〕
大雪の降ったこの2月、榮猿丸さんのツイートにクロディーヌ・ロンジェが。





雪がほんとうに美しい。クロディーヌ・ロンジェも素晴らしい。このツイートが今回の「おんつぼ」のきっかけとなりました。感謝。

2013年12月31日火曜日

●What Are You Doing New Years Eve?

What Are You Doing New Years Eve?


2013年12月5日木曜日

●本日はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト忌

本日はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト忌





馬刺したべ火事の匂いがしてならぬ  金原まさ子


2013年11月26日火曜日

〔おんつぼ48〕ロナルド・ジェンキーズ 小津夜景

おんつぼ48

ロナルド・ジェンキーズ
Ronald Jenkees


小津夜景

おんつぼ=音楽のツボ


私は、あまり音楽を知らない。Soundcloud や bandcampが生まれてから、ミュージシャンがレーベルというものに無関心になり、私のような素人には新しい音楽がますます探しづらくなった。そんな中、実弟から教えてもらったのがロナルド・ジェンキーズ。三年ほど前のこと。

おんつぼ的には「Guitar Sound」が抜群。



この曲の面白さをかいつまんで言うと、まず一番目にジャンルの折衷ぶり。一見インテリっぽい感じのテクノなのに、ギターで弾いてみると実は思いっきりガンズ&ローゼズだった、といった仕掛け(?)が、ほほえましい、というか、胸にぐっとくる。さらにピアノで弾いた場合は完全なスティーヴ・ライヒになるところも、何か、変身系のオモチャみたいで愉しい。

フルーティループスを使って、1〜2小節のループをずっと鳴らしながら音を足したり減らしたりしつつ、そのループを少しずつ増やしてゆくといった作曲法は、この時期わりと流行してしたようだ。その中でも彼は、ダントツの折衷的才能でもって、素敵なスコア・デザインをする人。

で、面白さの二番目は、彼の使っている「音」がとても新しいこと。この人はPC98やメガドライブ世代特有の、音響に対する一種「野良っぽい」出自&感性を、ミュージック・シーンにまるごとすっきり移植しえた数少ない一人なのではないでしょうか。

Disorganized Fun とか



Throwing Fire とか



わかりやすいのを挙げれば、こんな感じ。

ヘッドフォンをして一人でアルバムを聴いていると、どんな「使えない」ひどい音も他の音と等価なデータベースとして扱われているのがわかる。彼のそんな(奇妙な非人情ともいえる)ヒューマニズムにはたまらなくアートを感じるし、またそれとは逆に、もともとのテクノというのは、音に対するこの手のユーモアや粗暴さのない、つまりは(趣味と選別の良さを披露する)ナイーヴな教条主義だったんだなーと(もちろん、それは当時から、隠された秘密でもなんでもなかったのだけれど)、ちょっと思ったりもする。


2013年11月23日土曜日

●本日はルイ・マル忌

本日はルイ・マル忌



Zazie dans le Metro(1960) 全篇 1:28:31



2013年11月5日火曜日

●本日はジャック・タチ忌

本日はジャック・タチ忌

Traffic


House


Kitchen

2013年10月19日土曜日

●無言漫画 野口裕

無言漫画

野口 裕


とある駅前に幼稚園児の絵が多数展示されているのを目にした。「……をがんばる」とか、「……できるようになりたい」とか、その子の願望が幼い字で書かれていた。眺めているうちに、愚生が幼稚園の頃は字が書けず、読めもしなかったことを思い出した。当時はそれが普通だったような気がする。しかし、この頃の子は字を覚えるのが早いなどという井戸端会議もあったように記憶するので、標準よりやや遅れ気味だったのだろうか。

その頃、「サザエさん」は読めなかった。吹き出しに書いてある台詞が全く読めなかったのだ。代わりによく読んだのが夕刊に載っていた「クリちゃん」。台詞がないので、状況は絵から想像しなければならない。結構それが楽しい。

ネットで検索すると、簡単に動画化したものがある。
http://www.youtube.com/playlist?list=PLlhlbx4QP-47BxKfX18s_jINnvvgViv9x

文字が全く読めない幼児期を短期間で終わらせるのと、比較的長い時間を要するのと、どちらがよいのか? 愚生が子供の頃はそんな議論もあったように記憶するが、今となっては無意味か。しかし、何となくのどかだったような気がする。

2013年4月13日土曜日

〔おんつぼ47〕甲斐バンド 山田露結

おんつぼ47


甲斐バンド

山田露結




おんつぼ=音楽のツボ


甲斐バンド。不思議なバンド名である。甲斐バンドのリーダーは甲斐よしひろ。つまり「名字」+「バンド」がバンド名なのである。私がバンドを組んで山田バンドとするのと同じである。まったく何の工夫もない上にリーダーがずいぶん威張っているような感じである。

甲斐よしひろはバンドのリーダーであり、ボーカリスト。バンドのほとんどの曲の作詞作曲も手がけている。なかなか男前である。声もいい。スターのオーラもある。おまけにバンドのほかのメンバーは極端にキャラが薄い。ようするに甲斐バンドは「甲斐よしひろ&His Band」みたいなものである。

私が小学生の頃のある日、通学路の途中にある時計店の店先にスーツを着た四人の長髪男たちの等身大パネルが立て掛けられているのを見かけた。そのパネル写真の四人の中で一番ハンサムな男が他の三人より一歩前に立ってこちらを見てにっこり笑っていた。そして、そのすぐ下には「ヒーローになる時、それは今」というキャッチコピーが印刷されていた。甲斐バンドの新曲「HERO(ヒーローになる時、それは今)」がセイコー腕時計のCM曲に採用され、甲斐バンドがそのCMキャラクターとなったのである。

数年前にヒットした同じ甲斐バンドの「裏切りの街角」とはがらりとイメージが変わって、あか抜けた感じの明るい曲調だった。そしてこの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」はみるみるうちに大ヒット曲となり、テレビ、ラジオでしきりに耳にするようになった。やがて、私は甲斐バンドのボーカリストの名前が「甲斐よしひろ」だという事を知った。

しかし、私には甲斐よしひろの「よしひろ」がどうにも野暮ったい名前に思えて仕方なかった。私は甲斐よしひろ以外に「よしひろ」という名前の有名人を知らない。この人はどうして「よしひろ」なんだろう。しかも、ひらがな。「ミッキー甲斐」とか「ジェームス甲斐」とかロックっぽい芸名にしようとは考えなかったのだろうか。せめて(沢田)ケンジとか(西城)ヒデキみたいな呼びやすくて親しみやすい名前にすればよかったのにとずっと思っていた。

実は、私も本名を「よしひろ」という。私は子供の頃からこの「よしひろ」という自分の名前がキライだった。何故だろう。「よしひろ」の「し」「ひ」とi音が続くところは少し発音しにくく、そのためか私のことを「よしひろ」と呼ぶ友達は子供の頃から誰一人おらず、「山田くん」とか「山ちゃん」とか名字の方で呼ばれていた。私の名前が「よしひろ」だということを知らない同級生もいた。さらに、私が通う小学校には、いなかっぺ大将のような風貌していて、ときどき廊下で奇声を上げるため男子からはからかわれ、女子からは白い目で見られていた学校ではちょっとした有名人の上級生がいて、彼の名前は私と同じ「よしひろ」だった。そんな事もあって、私は本当にこの名前を疎ましく思っていた。この名前には何ひとつ長所がないように思われた。せめて(沢田)ケンジとか(西城)ヒデキみたいな呼びやすくて親しみやすい名前にしてくれたらよかったのにと本気で両親を恨んでいた。だから、甲斐バンドのボーカリストの名前が自分と同じ「よしひろ」だと知ったときは正直、複雑な気がしたものである。

「この人もよしひろか。」

そして私は、毎朝通学路の時計店の前で爽やかな笑顔で立っている等身大パネルの「よしひろ」と、そこに記された「ヒーローになる時、それは今」というコピーを見るたびに、このあか抜けない名前をもつ自分の境遇を何とか克服しようと「がんばれ!よしひろ!大丈夫!よしひろ!」と自分に言い聞かせながら学校へ通ったのであった。




2013年3月16日土曜日

〔おんつぼ46〕ヴァンパイア・ウィークエンド 押野 裕

おんつぼ46


ヴァンパイア・ウィークエンド
Vampire Weekend


押野 裕


おんつぼ=音楽のツボ


ヴァンパイア・ウィークエンドは、ニューヨーク、コロンビア大学出身の四人組。ロック、ジャズ、クラシックから、カリプソやレゲエ、アフリカ音楽など、世界のさまざまな音楽を消化したポップ感覚が楽しい。次の「A - Punk」は、ジュリアード音楽院出身の弦楽三人を迎え、彼らの母校コロンビア大学で行われたアコースティックライブ。



この曲が入ったファーストアルバム『Vampire Weekend』(2008年)が話題になり、セカンドアルバム『Contra』(2010年)も大ヒット。サードアルバム『Modern Vampires of the City』も間もなく発売される。

2013年2月9日土曜日

〔おんつぼ45〕ダリル・ホール 押野 裕

おんつぼ45
ダリル・ホール
Daryl Hall



押野 裕


おんつぼ=音楽のツボ



70年代から80年代、次々とヒット曲を放ったホール&オーツの一人、ダリル・ホール(1948年10月11日-)。ソロとしても、1980年のアルバム「Sacred Songs」以来キャリアを重ねてきた。次の「Eyes for You」は、最新アルバム「Laughing Down Crying」(2011年)の一曲。




ダリル・ホールは2007年から「Live From Daryl's House」というウェブ・サイトを立ち上げ、身近な仲間やゲストを自宅スタジオに招いたライブを公開。一貫してリズム&ブルースを追究している。

2013年2月6日水曜日

●ブレッソン 中嶋憲武

ブレッソン

中嶋憲武


ブレッソン観た。ブレッソンといってもバルタザールどこへ行くじゃなくてアンリ・カルティエ=ブレッソンです。銀座でやってるというので、カルティエに入ったらなんかまったくそんな気配がなくてどうしたのかとおもっていたら、通りを挟んでならびのシャネルの四階でやっていたのですね。シャネル・ネクサス・ホール。カルティエなんで間違ったんだね。

54点展示してあったけど、世界中のあちこち(アメリカ、フランス、スペイン、イタリア、ロシア、中国、日本等)で撮っていて、どれも構図がびしっと決まっている。

「私にとってカメラは、スケッチブックであり、直観と自発性の操る道具であり、そして視覚的な意味において、質問を投げかけると同時に決定をくだす、瞬間の支配者である」といっている。直観と自発性か。

その日、團十郎さんが亡くなったニュースを聞いて、なんとなく心虚ろな感じだったのだけど、写真展のなかに一枚だけ日本で撮られているものがあって、それに目を引きつけられた。1965年東京青山での11代目市川團十郎の葬儀の写真。なんという偶然だ。告別式と白いペンキで書かれた黒い柱を中心にしての悲しむ群像の構図。柱と顔だけなんだけど、動きが感じられる。

2月10日までやってるんで、もう一回行こうかな。


Henri Cartier-Bresson

2013年1月29日火曜日

●ナイトラウンジ

ナイトラウンジ

中嶋憲武


最近社長が近所のスナックのジャズ好きの主人に感化されたらしく、配達の車内で「これいいだろう」といろいろジャズのコンパクトディスクをかける。

今日聴いたのは、青江三奈がニューヨークで公演したときのものらしく、ニューヨークのミュージシャンをバックに従え、「伊勢佐木町ブルース」「恍 惚のブルース」「池袋の夜」などを日本語で歌っている。バックの演奏ももちろんいいが、青江三奈の歌唱もまた素晴らしい。一番最後のドドンパ調の曲のアレ ンジが格好良く、このコンパクトディスクはぜひ欲しいと思った。社長が貸してやるよと言ったが、僕はついさっきamazonでポチっとしてしまった。なん というかこのアルバムには、グランドキャバレーとかナイトクラブの雰囲気が横溢していて、僕はまったく酒が飲めないけれども、もう失われてしまったであろ う昭和が持っていた陰影のあるゴージャスさというか、そういった雰囲気が確実にある。

  青江三奈逝く夕焼けの雲ひとつ 

と、詠んだのは2000年の夏だからあれから13年経ってしまった。むかしから青江三奈はテレビなどでよく見ていたが、演歌のおばさんという印象 で好きでも嫌いでも(むしろ演歌ということで嫌いのほうにシフトしていたかも)なかったが、学生時代ジャズなどもちらほら聴くようになり、ヘレンメリルを 聴いたとき青江三奈が you’d be so nice to come home to を歌ったらいいかもと思ったのがきっかけで、青江三奈を歌手として見直すようになった。実際青江三奈は、ジャズも歌っていて、さっきの「帰ってくれて うれしいよ」も歌っている。いいのである。

僕が持っている青江三奈のアルバムはいまのところ二枚。そのうち三枚になるが。

一枚目は、「女の警察」という青江三奈が出演した映画の劇中歌と劇中音楽をセレクトして構成されたアルバム。劇中音楽のほとんどを佐藤允彦が担当 していて、バカラック風のアレンジがいま聴いても、とてもよい。1960年代から70年にかけて江崎実生や斎藤光正が監督した日活映画に使われた楽曲群 だ。

二枚目は、「the shadow of love」というタイトルのジャズのスタンダードを全曲英語で歌っているアルバム。MAL WALDRON、GROVER WASHINGTON JR.、FREDDY COLE 等と共演していて、伊勢佐木町ブルースも、BOURBON STREET BLUES というタイトルで歌われている。何年かまえ新宿の裏町のディスクユニオンで偶然見つけ、衝動買いしてしまったのだが、思っていた以上によかった アルバムである。

冬の夜は青江三奈聴いて夜更かしするに限る。