
まつりぺきん
スナックの隅で宿題してました 高橋レニ
題は「生い立ち」(真島久美子選)。
一読明快で一見簡単そうに見えますが、そう簡単には詠めない句。
川柳の題詠において、ほぼ句の景のみで読ませるには、景の具体性と見つけの驚異が必要で、なおかつ、それを一七音、五七五という形式の制限の中で効果的に表現しなければなりません。
地域性、世代、性別などの影響も受けにくい間口の広さと、物語性・ドラマ性を両立した景を、共感という引き出しから上手く取り出しています。
下五の「してました」の「い」抜き言葉もここでは子供の発話感を強めていて、非常に効果的。
『らくだ忌』第2回川柳大会より。
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