沼
歯車音暑き夜沼にもぐるもぐる 金子兜太
冬の沼何の杭とも知れず立つ 安住 敦
一茶忌や雪とつぷりと夜の沼 角川源義
眼のごとき沼あり深き冬の山 鷲谷七菜子
春の野の水とろとろと沼に入る 今井杏太郎
影沼に吾が影よれる卯月かな 飯島晴子
笑ってもよろしいかしら沼ですが 広瀬ちえみ〔*〕
〔*〕広瀬ちえみ句集『雨曜日』(2020年5月/文學の森)
不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
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