【裏・真説温泉あんま芸者】
詰め合わせ
さいばら天気
2年前の今日、山本勝之さんが亡くなった。12月6日は彼の命日というわけです。
(ちなみに、この日を仲間内で「無臍忌=むさいき」と呼んでいる。語の由来を説明すると長くなるので、端折る)
≫勝之氏の週刊俳句での連載「暮らしの歳時記」
≫訃報をお伝えした「週刊俳句」後記
供養というのではありませんが、冒頭ページに「山本勝之氏の愛とでたらめに捧ぐ」の献辞のある平山夢明『DINER(ダイナー)』を読みました。
470頁。そのあいだ、ずっと、心がひりひりして、じんわりして、そして最後は、わーっ! そののち、きゅうっ。
いいものを読むと、心が音を立てますね。琴線に触れると言いますが、私のはそんな上等なもんじゃない。臓物系(いわゆるハツ)の音です。
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もうすぐ出る『超新撰21』(邑書林)の出版記念イベント「超新撰21竟宴」(12月23日)は、まだ空きがあるようです。
≫詳細:邑書林による
≫週刊俳句・上田信治さんによる「お知らせ」記事
シンポジウムは第1部も第2部も、どんな展開になるのか予想がつかない感じがしませんか。メンバー構成からして。
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いろいろな話題を脈絡なく。「詰め合わせ」です。
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すこし前の出来事になりますが、青木亮人さんが授業で関悦史さんの俳句を取り上げたという興味深いお話。
≫http://togetter.com/li/69368
「セカイ系」という語は、新しい世代、またサブカルチャー系で定着している語らしく、このへんは私、勘が働きません。関心のある方は、ググるなり、本を読むなり。
【参考】週俳で読める関悦史句。
≫ゴルディアスの結び目 50句
≫白雲 10句
≫60億本の回転する曲がった棒 10句
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2010年12月6日月曜日
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4 件のコメント:
>平山夢明『DINER(ダイナー)』
おお、この天気さんのハツの紹介文はそそる。読んでみましょう。さて、このコメントは三度目の正直でアップできるか、はたまた消えるか。
猫髭さんの舌に合えばいいのですが。
読んだ後、ハツが食べられなくなる可能性があります。
ほんとは原稿を書かなければいけないのだが、余りの面白さに『ダイナー』に耽溺してしまった。ジェイムズ・クライムリーに『さらば甘き口づけ』というビール好きのブルドッグが出て来るハードボイルドの傑作がある。ブルドッグの出て来るひりひりするようなハードボイルドが日本でも出て来ないかとずっと待望していたが、間違いなく平山夢明はわたくしの夢を実現してくれた。ブラボー♪
猫髭ハンバーグを作るぞお。
ほんと、ダイナーに出てくるブルドッグは、助演男優賞もの!
あいつがいちばんカッコいいかも。
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