【俳誌拝読】
『ねじまわし』第1号(2021年5月16日)
A5判、本文44頁。生駒大祐、大塚凱による俳誌。俳句作品は両氏それぞれ10句。
薄紙の慌てて燃ゆる菱の花 生駒大祐
いうれいと云ふくちびるのうごかなさ 大塚凱
記事は、生駒大祐〈「型で学ぶ俳句入門」第1回〉のほか、岡田一実〈山本健吉が「低調」と評した大正「客観写生」俳句を読んでみた〉、広渡敬雄〈「作家の記憶」-晩年の能村登四郎-最期まで自己変革と艶〉等、ゲスト執筆者を迎える。
第1号発行記念句会には、上記両氏がクズウジュンイチ、岡田一実、野口る理の各氏をオンラインで迎える。ただし、これには他誌に類を見ない仕掛けがあり、それが明かされる編集後記的な〈対談 ねじくらべ〉が他の話題も含め、興味深い内容。
(西原天気・記)
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