これが世界の現実なのです
西原天気
いわゆる「中八」の是非ということが言われます。つまり、忌避派か容認派か、みたいな、ね。
ところがじつはそんなことが問題なのではなかったのです。驚くべきことに、そもそも、「七五」と「八五」が区別されていない。
≫七五調の言葉は楽しい!記憶に残るあの言葉も「七五調」だった【声に出して読みたい日本語】
http://togetter.com/li/1046400
ここに挙げられている「七五調」のうち、相当数(ひょっとしたら半数近く!)が「八五」(およびそれにに類する字余り)。
これが世界の現実です。
これって俳句世間の外の事象なのか?
というと、そうでもなく、七五か八五かなんてことにまるで頓着しない、区別がない俳人が少なくないようです。
ところで、昨日は、米国大統領選で共和党候補トランプが勝利。
これが世界の現実です。
ちなみに、今回もっとも重要な論考のひとつ、マイケル・ムーアの予想記事は、こちら(↓)
http://www.huffingtonpost.jp/michael-moore/5-reasons-why-trump-will-win_b_11254142.html
私を含めた多くの人間が現実に目を向けていなかったようです。
〔オマケ〕
こんな記述も見つかりました。
短歌・俳句の世界しかり、それから「知らざあ言って、聞かせやしょう」「こいつは春から、縁起がいいわい」といった歌舞伎の名台詞しかり、日本語の本来もつリズムには七五調がしっくりくるんですね。
http://www.chacott-jp.com/magazine/dance-library/words/words2-58.html
前者(知らざあ~)は七六だし、後者(こいつは~)は八八だし。
ここまで来ると、「七五調」とは、呼吸4つくらいで言える文言、くらいの意味かもしれません。
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