2009年3月22日日曜日

●歌仙「百号」会場

■歌仙「百号」会場
 
燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔  由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑
  すめらみくにのもとの一滴 分度器 雑
下戸ばかりようも揃ひし花の宴 お気楽堂 春・花の座
  鵯越の霜の別れぞ     遥 晩春
〔名残表〕
陽炎に包まれ世界新記録    三だる 三春
  皮から作る餃子パーティー お気楽堂 雑
難事件アガサの霊に訊いてみよ 七 雑
  そして誰もが虹を見上ぐる 三だる 夏
金魚売ゆるりゆるりと橋渡り  由季 三夏
  六道辻の喧嘩えれじい   七 雑
侍の扮装のまま歯科医院    恵 雑
  親の知らない逢瀬かさねる 銀河 恋
前戯なき戦い若さゆゑ許す   分度器 恋
  いきなり終はる半島の道  由季 雑
海亀の涙に映る夜半の月   廣島屋 秋・月の座
  どぶろく仕込む卓球少女  恵  晩秋
〔名残裏〕
御法度の金糸銀糸に木の実降る 由季 三秋
  紅い小鳥の群れる山頂   M玉 雑
水曜のメリーゴーランドに一人 三だる 雑
  裏の川まで馬を洗ひに   お気楽堂 雑
あまたなる泡のごとくに山桜  敦 春・花の座
  つひに見えなくなる凧  三だる 挙句

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348 件のコメント:

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匿名 さんのコメント...

燕来る頃を百号来たりけり  小雨
  腰の高さに木瓜の生垣  天気

ついでだから、ってのもヘンですが、二巻同時に巻いちまいます。
どっちがどっちか確かめながら、どんどん付けてください。

第三句については、歌仙「百年」のコメントを参照。
こちら「百号」の第三句の〆切も、「百年」と同じ25日(水)24:00とします。

それと、「百号」は小雨さん、「百年」は恵さん、第三句はおやすみで。

匿名 さんのコメント...

床屋から坊主頭の子の出でて 敦

匿名 さんのコメント...

山側に校長先生はみ出して 藤幹子

匿名 さんのコメント...

縞馬が詩魔のたてがみなびかせて 鮟鱇

廣島屋 さんのコメント...

院長の好みのお茶に淹れ替へて 廣島屋

匿名 さんのコメント...

ときどき、こうやっておしゃべりに出てきますね。

第3句は、野球でいえば一番バッターと思えばいいかもしれません。

発句・脇句は、始球式。



雑談も気が向いたときは、どうぞ。
投句といっても、句会じゃありませんし、
私語禁止でもありません。

匿名 さんのコメント...

ヨーイドン目のついている前向いて ぐみ

匿名 さんのコメント...

ヨーイドン帽子も胞子もつぶやいて ぐみ

匿名 さんのコメント...

【お知らせ】歌仙会場、新しい記事がアップされると下のほうに行ってしまいますが、画面右上の「歌仙会場」にあるリンク・歌仙「百年」、 歌仙「百号」をクリックすると、会場が出てきます。

匿名 さんのコメント...

引越しの挨拶に犬連れてきて  うさぎ

匿名 さんのコメント...

●床屋から坊主頭の子の出でて 敦

坊主頭、いいですねえ。韻律も宜しいです。

●山側に校長先生はみ出して 藤幹子

どんな情景か、私にはわかりにくかったです。それとこの中八は気になります。

●縞馬が詩魔のたてがみなびかせて 鮟鱇

「詩魔」は耳慣れない語ですが、造語でしょうか。言葉の感触を共有できるほうが、連句には良いと思います。

●院長の好みのお茶に淹れ替へて 廣島屋

瑕疵はありませんが、生垣に引っ張られすぎているきらいがありますね。

●ヨーイドン目のついている前向いて ぐみ
●ヨーイドン帽子も胞子もつぶやいて ぐみ

句意がわかりませんでした(私の読解力に問題アリ?)。句は、意味を伝えるものではありませんが、句の描いているものを、皆がある程度、共有できないと、次に付けようがなくなるので、了解性は必要のようです。

●引越しの挨拶に犬連れてきて  うさぎ

いい感じ。犬連れの新しいお隣さん、というのはなんともオツ。ですが、発句の「来たりけり」とのカブり、脇句との距離の近さ(脇句の、郵便配達夫が玄関先にという含み)がありますね。

では、このなかから、

 床屋から坊主頭の子の出でて 敦

…をいただきます。

燕来る頃を百号来たりけり  小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣  天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて 敦   雑

では、次は、雑の短句(七七)を。
第五句は、秋・月の座になります。

〆切は3月29日(日)24:00で
よろしくお願いいたします。

匿名 さんのコメント...

正式あるいは準正式な連句に初参加なので、初歩的な質問ですみません。

1.雑の短句(七七)には季語を入れるのでしょうか。

2.第三句のまとめであって、第五句に
付き過ぎないようにするのですか。

3.そうではなく第三句と第五句との中継ぎであって、両方に関連する必要があるのでしょうか。連句ですから、つながるのでしょう
けど、付き過ぎない、付き過ぎる、この両者の呼吸がわかりませんので、御示唆願います。 ぐみ

匿名 さんのコメント...

>1.
言葉足りずでした。「雑」は無季です。

>2.3.
次の句はまだ出ていないので、気にする必要はありません。参考までに「月の座」を予告しました。

前句にツキすぎないように、付けてください。
前句を、まとめたり、説明したいりは×です。

匿名 さんのコメント...

【補足】
●付句は、前句との取り合わせ(あるいは二物衝撃)を狙うともいえます。
※ですから、一句の中に切れを入れません(発句だけ例外)

●避けるのは、
前句の続きみたいな付句(とりわけ散文的に繋がる)
前句の説明(ここで言えば、床屋や坊主頭をさらに描写するetc)

●きほん、その場にとどまらず(脇句だけ例外)、どんどん展開させるということでしょうか。

廣島屋 さんのコメント...

土手の柳の風に逆らふ 廣島屋

匿名 さんのコメント...

獅子鮟鱇です。
天気様 さばきお疲れさまです。

>「詩魔」は耳慣れない語ですが、造語でしょうか。言葉の感触を共有できるほうが、連句には良いと思います。

 言葉の感触の共有についてのご判断は、当然天気さんにおまかせすることですが、「詩魔」は私の造語ではありません。白居易が自作の詩で使ったのが最初かと思いますが、漢和辞典、国語辞典、詩語辞典にも記載があります。念のため。

匿名 さんのコメント...

三句目に採用していただいたので
続けての投句は、無効かとも思いますが
参加することに意義があるということで(笑)

風吹くたびに川面の光る 敦

匿名 さんのコメント...

傘に張り付く肉屋のチラシ  恵

匿名 さんのコメント...

買ひ忘れしは絹の縫ひ糸  ぐみ

匿名 さんのコメント...

ぐるぐる回る重役の椅子  恵

匿名 さんのコメント...

トレモロ鳴らす小太鼓の群れ  幹子

匿名 さんのコメント...

蛇舎の前のポップコーン屋   散髪屋

匿名 さんのコメント...

みすず飴などふつと噛みたし  うさぎ

獅子鮟鱇 さんのコメント...

人工芝に転がる地球 鮟鱇

Unknown さんのコメント...

本塁打王さても大望  銀河

Unknown さんのコメント...

あやしい者ではございませぬ。ネット上連句と川柳用ネームはこれで(銀河)でゆきます。意見をいいたいときと俳句の場合は従来のペンネーム(堀本 吟もしくは吟))です。
スピーディで多人数というのもまた面白そうなので「まして」(連衆に入れ混じらせて)くださいませ。よろしく。

Soup Stock -七 さんのコメント...

捨てられないの母の着ぐるみ 七

うさぎ さんのコメント...

衛星放送受けるアンテナ  うさぎ

天気 さんのコメント...

たくさんの付句をいただきました。だんだん(こないだ終わった朝のテレビ小説風)。

付句を味わうとき、例えば、次のような要素があると思います。
●付け筋のおもしろさ
●展開/転換のおもしろさ
●句そのものもおもしろさ
●韻律の宜しさ(これ、意外に大きいです)

床屋の椅子に付けた「ぐるぐる回る重役の椅子  恵」は韻律も宜しいですね。捨てがたいですが、「本塁打王さても大望  銀河」が坊主頭の未来を描いて夢があります。これをいただきます。

燕来る頃を百号来たりけり  小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣  天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて 敦   雑
  本塁打王さても大望   銀河  雑

それでは次は≪秋・月の座≫です。月を詠み込んでください。
前句に「大望」とありますから、望の月は使わずに。

天気 さんのコメント...

あ、〆切を忘れていました。

水曜日(4/1)の24時で。

遥 さんのコメント...

舟の上に透き通るまで月を観て 遥

金子 敦 さんのコメント...

月を見るポテトチップス盛り上げて 敦

獅子鮟鱇 さんのコメント...

猿なれば三日月取りに木に攀ぢり 鮟鱇

恵 さんのコメント...

風呂敷につつむ三日月もてあまし  恵

Unknown さんのコメント...

立ち待ちの月をたしかめ窓を閉む 銀河

Unknown さんのコメント...

立待ちの石段猫にゆずりましょう 銀河

四句目にご採用ありがとうございました。
もういちどツキをねらって。おもいつき二句でお付きあいねがって。

ぐみ さんのコメント...

古き世の月に凸凹誰ぞ見し  ぐみ

うさぎ さんのコメント...

月浴びて芝生の丈のまちまちに  うさぎ

遊起 さんのコメント...

月明の深夜勤務に滑り込み  遊起

廣島屋 さんのコメント...

月明かり盤上にあり静かなり 廣島屋

松丘 さんのコメント...

本塁打王さても大望  銀河雑

WBC優勝で、一郎の打った二塁オーバー出、侍ジャパンが、世界一になった場面に感激した。その後のインタビューで、一郎が、人生を真摯に生きている姿に打たれた。

獅子鮟鱇 さんのコメント...

氣蒼蒼。兎月荒涼,千里翔。 鮟鱇

 場外詠です。ホームランボールを場外で拾わせていただきました。
 銀河さんの「大望」に押韻、音読五七五です。漢語には用言がないので動詞止で代用しています。

Unknown さんのコメント...

漢詩のつけというのをはじめて拝見しました、

うーん カンシン、
オオ。イインジャナイ?

でもこの月、照るか曇るか お天気しだいね(笑)。

天気 さんのコメント...

たくさんの月の座、どうも、です。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望   銀河  雑


●月を見るポテトチップス盛り上げて 敦

野球場からの発想でしょうが、映画のイメージが強い? いっそのことホットドッグのほうがそれらしいかもしれません。

●月明の深夜勤務に滑り込み  遊起

野球から滑り込み。ちょっと無理があるようです。

●猿なれば三日月取りに木に攀ぢり 鮟鱇
●風呂敷につつむ三日月もてあまし  恵
●立ち待ちの月をたしかめ窓を閉む 銀河
●立待ちの石段猫にゆずりましょう 銀河
●古き世の月に凸凹誰ぞ見し  ぐみ

以上、いまひとつ付け筋がわかりませんでした。付け筋を、読者は理解できているのに捌きが理解できないケースも出てきます。それはご海容の程を、と申し上げておきます。

●月浴びて芝生の丈のまちまちに  うさぎ

野球場の芝。明確が付け筋で、きれいな景。一句としての興趣もあります。欲を言えば、芝生が主人公である点、月の座には食い足りない、といったところでしょうか。

●月明かり盤上にあり静かなり 廣島屋

野球盤からの発想。ただ、一句として読むと、「盤上」が何の盤上なのか知りたくなります。舌足らずになってしまいました。

●舟の上に透き通るまで月を観て 遥

これをいただきます。サンフランシスコジャイアンツの本拠地球場・AT&Tパーク。ライト場外へのホームランを、ボートに乗って待ちかまえるファンの映像を、ボンズがホームランを量産していた頃、よくテレビで観ました。
「透き通るまで」は、言い回しとして流れすぎのきらいはりますが、付け筋のおもしろさでいただきます。

そのうえで、遥さんにご相談なのですが、打越(前々句)の語尾「出でて」とカブるので、語尾を換えたいです。

 舟の上に透き通るまで月ながむ

あるいは、「透き通るまで」で軽く切り切って、

 舟の上に透き通るまで月の宴

といった処理が考えられます。いかがでしょう?(ほかに良い案があれば、もちろんそれで)


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月■■  遥   月の座・仲秋

というわけで、次は秋の七七です。

月の座/花の座は、秋/春を以降二句以上続けます。せっかくの月/花だから、すこし長く、その季節を味わおう、という感じだと思います。

連句では、同じ季節の数句のなかで、時間を遡ってはいけません。月の座以降の秋は、初秋以外の季語(仲秋・晩秋・三秋の季語)を使います。

それではよろしくお願いいたします。

〆切は4月5日(日)24:00

それと、ご自分の付句が付いたら「2回おやすみ」とします。自分で自分の句に付けると連句になりませんし、打越に自分の句があるのもなんだか不自然なので。

遥 さんのコメント...

天気さん、採用ありがとうございました。
前句が体言止めなので
「月ながむ」でお願いします。

獅子鮟鱇 さんのコメント...

 薄羽蜉蝣で御坐候  鮟鱇

吟様
 お言葉ありがたく。
 小生、漢語の詩は「てにをは」と用言なしの日本語の詩だと思っています。長所は愉快に押韻できること、欠点は「てにをは」と用言がないので妙思を生む自在性に欠けること。でなければ、江戸時代の俳人は、芭蕉も一茶も蕪村も、俳諧ではなく漢詩をやっていたか、とも思います。
 押韻詩の達人になるには、頭に浮かぶことを言葉にするのではなく、韻字の組み合わせを最初にして、それで何が言えるかを想像しプログラミングできる能力が必要です。その能力は理屈を働かせる能力です。理屈を働かせるから、妙思がますます生まれない。
 しかし、妙思は、誰に対してでも保証されているわけではありません。そういう者は、妙思によるのではない詩を作るしかありません。
 そして、妙思に自信がない、ミューズの指が私に触れることはない、そういう自覚がある場合は、韻律(=押韻の「韻」と平仄の規律の「律」)に従う詩作りが有利です。韻律は、漢詩におけるプログラム言語ですので、「理屈」を生かせる。
 子規が漢詩を捨てた背景にきっと、そのあたりのことがあります。青年子規は、古今集の理屈に漢詩の理屈を見透かしてそれを嫌い、俳句に走ったのです、きっと。でも、漢詩を知らない人には、そのあたりのことは、まるでわかんないでしょうね。俳句を生み出した背景に漢詩があったことが、今の時代、きっとわからない。
 すみません。場外の醉呶。吟さん、天気さん、みなさん、ご容赦を賜りたく・・・

獅子鮟鱇 さんのコメント...

吟様

 まだ、みなさんの投句がないので補足させていただきます。
 漢詩の付句は前例がないわけではなく、連歌の一種に漢和行、和漢行
というのがありまして、鎌倉時代に始まったとか・・・
 漢和行の発句は漢語、付句はやまと言葉。以下、漢。和・漢・和と交互に付けていきます。
 和漢行の発句はやまと言葉、付句は漢語。以下、和・漢・和・漢と交互に付けていきます。

Unknown さんのコメント...

鮟鱇様 たびたびどうも。先例も何もそういう学識がないもので大変参考になりました。

「青年子規は、古今集の理屈に漢詩の理屈を見透かしてそれを嫌い、俳句に走ったのです。」(貴文)。

そうなんですか?よくわからないので、意見をさしひかえます。吟

金子 敦 さんのコメント...

のど飴辛く紅葉かつ散る 敦

分度器 さんのコメント...

かちかち山に砧の響き 分度器

恵 さんのコメント...

鳴子かすめて走るあやかし  恵

匿名 さんのコメント...

メタボの蛇に入る穴無く   七

廣島屋 さんのコメント...

馬肥ゆる日の人魚の涙 廣島屋

天気 さんのコメント...

付句、ありがとうございます。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋


●薄羽蜉蝣で御坐候  鮟鱇

薄羽蜉蝣は「晩夏」。

●メタボの蛇に入る穴無く   七

この手の略語は避けたいです。

●のど飴辛く紅葉かつ散る 敦

透き通る→のど飴、巧み。季語(紅葉かつ散る)が離れている点、ちょっと気になります。連句は、隣りの句との距離を楽しむので、一句内では取り合わせの成分が少ないほうがよいです(一句内での二物衝撃はNG)。一句は、すんなり、はっきり、句意や景をまとめるほが宜しいと思います。

●馬肥ゆる日の人魚の涙 廣島屋

「人魚の涙」はなかなか良かったですね。前半で台無しですw 笑わせるようという意図(諧謔)は宜しいと思います。

●かちかち山に砧の響き 分度器

木の舟、泥の舟。

●鳴子かすめて走るあやかし  恵

「透き通る」から「あやかし」に展開。土俗ですねえ。走るとは、アヤシイですねえ。これをいただきます。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵   三秋

初折裏に入ります。もういっちょ秋(初秋以外)で。

〆切は水曜日、8日24:00でお願いします。

獅子鮟鱇 さんのコメント...

天気さま
 薄羽蜉蝣の季:ネットでは仲秋(新暦九月(旧暦八月))となっていました。
 でも広辞苑では、夏。???
 それはそれとして、恵さんの「あやかし」、私も面白く拝読しました。

Unknown さんのコメント...

松丘さま。おしゃべりがおじゃまにならぬうちにおそまきながらお礼申し上げます。。
「本塁打王」の句へのコメントありがとうございました、たのしんでいます。「侍ジャパン」や「イチロー」に容易に結びつくのがよかったか、わるかったか。そのご巧く転じて離れて下さったので、おかげさまで生きてきました。しばらくは見物です。
恵様のツケはおみごとですね。
捌きの巧みさにも感服しました。

獅子鮟鱇 さんのコメント...

錦なす山の紅黄湯に映り 鮟鱇

分度器 さんのコメント...

秋冷の街に足裏マッサージ 分度器

Soup Stock -七 さんのコメント...

天高くジャックの梯子はそのままに     七

廣島屋 さんのコメント...

秋の暮例のポストに届く文 廣島屋
暗室に息を飲みをり秋時雨 廣島屋

金子 敦 さんのコメント...

秋蝶の映る水面の震へゐて 敦

天気 さんのコメント...

鮟鱇さん
>薄羽蜉蝣の季:ネットでは仲秋(新暦九月(旧暦八月))

参照としてネットはともかくとして、歳時記によって季節分類に細かい相違があるようです。

この歌仙は講談社「日本大歳時記」を参照にしています(手許にあるから、というがその理由です)。

遊起 さんのコメント...

ひりひりと黒胡椒きく貝割菜  遊起

由季 さんのコメント...

首筋に塗るお白粉へ秋の風 由季

天気 さんのコメント...

付句、ありがとうございます。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋


●錦なす山の紅黄湯に映り 鮟鱇

鳴子温泉?

●秋冷の街に足裏マッサージ 分度器

走る→足裏。

●ひりひりと黒胡椒きく貝割菜  遊起

ちょっと付け筋が読めませんでした。

●天高くジャックの梯子はそのままに     七

走るという水平から、梯子の垂直へ。付け方はすごくおもしろいのですが、打越(前々句)の見上げる視線と方向が同じなのが気になります。それと、この手の字余りはいただけません。

●秋蝶の映る水面の震へゐて 敦

あやかしの雰囲気から、でしょうか。いい空気感ですね。

●秋の暮例のポストに届く文 廣島屋
●暗室に息を飲みをり秋時雨 廣島屋

廣島屋さんのこの2句のうち、暗室の句がおもしろいと思いました。これも「あやかし」の雰囲気。ポストの句は付け筋も句意ももうひとつわかりませんでした。暮れてから届くなんて、郵便局、サボってんじゃねえよ、と思ったりw。「例のポスト」って?といった感じで。

2句とも共通するのは、一句内に、取り合わせ・軽い切れが生じてしまっていて、これは少しまずいです。特に秋時雨は、暗室で音で感じたのでしょうが、俳句に典型的な取り合わせ。

前にも言いましたが、連句は、前後の(他人様の)句との取り合わせを狙うもので、そこに個人の想像力を超えた興趣が生まれる可能性をもっています。

例えばですが(また陳腐な改変ですが、あくまで例えば)、「朝寒の暗室に水たゆたひて」「息を飲みゐて暗室の夜の長し」とかなら、一句内の切れや取り合わせが希薄となり、前句との照応を楽しむかたちになります。

●首筋に塗るお白粉へ秋の風 由季

「あやかし」からの展開でしょうか。ちょっと哀しげ。

あやかしの句に付けるのは難しかったのかもしれません。なるほどという付け筋の句が少ないなか、この句をいただきます。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
(初折裏)
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋


もう恋の感じです。次は、さらに恋の短句を。無季か、季を入れるなら、夏か冬で。
期限は4月12日(日)24:00でお願いします。

由季さんは、百号では2回おやすみいただきます。

廣島屋 さんのコメント...

天気さま、捌きお疲れ様です。初心者がわからぬまま参加させていただいております。

> 秋の暮例のポストに届く文

「あやかし」からの連想で、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪ポストのつもりでしたが、わからないですね^^;

「暗室」の取り合わせはいわれてやっと気づきました。うーん、いつもの調子で詠んでいてはダメですね。でも面白いです。

天気 さんのコメント...

廣島屋さん。
>「あやかし」からの連想で、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪ポスト

ああ、なるほど。

私がトロいですね。申し訳ないです。

「例の」が?でした。恋人同士なら「例のベンチで」で通じるのですがw

ぐみ さんのコメント...

女形の浴衣結び文柄  ぐみ

遥 さんのコメント...

文握りしめ夜の舟を待つ 遥
男いつぴき夜の舟を出す 遥
手にぬくもりし色褪せし文 遥

質問です。ぐみ さんのコメント...

百号の方に、季をつけるなら夏又は冬、
百年の方には、無季をとなっています。
そういうルールなんですか?

廣島屋 さんのコメント...

母の形見のぽつくり履いて 廣島屋

天気 さんのコメント...

ぐみさんへ。

百号と百年は、違う展開になっています。

金子 敦 さんのコメント...

生クリームのドーナツ分けて 敦

Unknown さんのコメント...

芸のためなら身を退きますわ  銀河
そのなれそめは歌舞伎見物   銀河
UVカットのシャツおそろいに  銀河

猫髭 さんのコメント...

天気様まゐる。遅刻御免。
句座の皆様、よろしくお願い申します。

青葉の笛は浮御堂から ねこ

戀の闇へ誘うには笛の音で。密会の場所はここ(笑)。
あ、「鳴子」が出てるから「音」は打越か。

「首筋に塗るお白粉」だから、もう戀は燃えてる感じもするから浄瑠璃『伊達娘戀緋鹿子』の、性格は八百屋お七で。

 心も空に鹿の子振袖 ねこ

それと、前句は、「襟足」とか「襟元」とか言えないものでしょうか。「首筋」だと「おくりびと」のようで・・・。

お気楽堂 さんのコメント...

接吻の痕疼くきぬぎぬ  お気楽堂

(痕=あと)

こちらにもおじゃまします。
皆様、よろしくお願いします。

獅子鮟鱇 さんのコメント...

鶴が舞ふなり孤枕の夢に 鮟鱇

Soup Stock -七 さんのコメント...

スウィ-トメニュ-に男と女 七 

予定調和なスウィ-トメモリ-   七

三だる さんのコメント...

モデルを入れて狭きアトリエ  三だる

壁と僕とで君を包囲す  三だる

天気 さんのコメント...

猫髭さんへ
>前句は、「襟足」とか「襟元」とか言えないものでしょうか。

襟足でも襟元でもなく、首筋にお白粉なのですね、この句は。傾城とかもを頭に浮かびます。

遊起 さんのコメント...

羽二重さらと温みのままに  遊起

天気 さんのコメント...

付句、ありがとうございます。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
(初折裏)
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋


●女形の浴衣結び文柄  ぐみ

おやまのゆかた/むすびぶみがら。七七がぶちっと切れて韻律にやや難あり、のように思います。

●文握りしめ夜の舟を待つ 遥
●男いつぴき夜の舟を出す 遥
●手にぬくもりし色褪せし文 遥

文や舟がどう導かれたのか、わまりませんでした。

●母の形見のぽつくり履いて 廣島屋

女性らしい口調。付け筋は?。

●生クリームのドーナツ分けて 敦

白→生クリーム。

●鶴が舞ふなり孤枕の夢に 鮟鱇

孤枕難眠。白→鶴。

●青葉の笛は浮御堂から ねこ

はい。笛の音は打越の鳴子に障ります。

●スウィ-トメニュ-に男と女 七
●予定調和なスウィ-トメモリ-  七

スウィ-トメニュ-? どちらも付け筋が見えません。

…と、以上、それぞれいろいろあるのですが、すべて、いちばん肝腎なところ、「恋」という点でNGです。いずれも「恋」になっていませんね。七七を読んで、恋の句とわかりません。

もっとはっきり「恋」が宜しいです。前句の「首筋のお白粉」で恋の気分が出来上がっているわけですから、逡巡していないで、もっときっちり恋をかまさないとダメです。

みなさん、恋の意味、わかってますよね?(笑


その点…

●芸のためなら身を退きますわ  銀河
●そのなれそめは歌舞伎見物   銀河
●UVカットのシャツおそろいに  銀河

…の三句は、恋とわかる句です。

●心も空に鹿の子振袖 ねこ

これもぎりぎり恋っぽいですが、なんだかまどろっこしい。

●羽二重さらと温みのままに  遊起

これは恋ですが、前句と同じ地点にとどまってしまっています(描写をプラスした感じ)。連句は、次へ次へと進まなくてはなりません。

●接吻の痕疼くきぬぎぬ  お気楽堂

やはりこれくらい行為に及ばないと(笑。

●モデルを入れて狭きアトリエ  三だる

前句からモデルは、ちょっと趣向不足でしょうか。

●壁と僕とで君を包囲す  三だる

これはいいですね。付け筋は、白粉から壁でちょっと残酷すぎますがw。


以上、恋になっていない句が半数以上と、ボロボロの状態のなかw…

●接吻の痕疼くきぬぎぬ  お気楽堂

…をいただきます。

ただ、「きぬぎぬ」はあまりにパターンなので、ここをちょっと変えたいきがします。句意は同じでいいのですが、例えば(あくまで例えば)

接吻の痕疼く通勤 とか
接吻の痕疼く早番 とか

お気楽堂さん、いかがでしょう? ほかのアイデアでも、もちろん。

猫髭 さんのコメント...

>傾城とかも

傾城傾国、絶世の美女ですね。
傾城に誠なし、だと遊女になりますね。
「一家に遊女もねたり萩と月」を思い出します。太夫も傾城だから、有名なところでは高尾太夫か。「忘れねばこそ思ひ出ださず候」という一行で伊達公をくどいた戀文の極致ですな。春水の『梅暦』にはこのセリフが二度出て来て、おぼこも年増もどっちもものにしてしまうという最強のくどき文句(笑)。

お気楽堂 さんのコメント...

天気さん、お捌きご苦労様です。
採用いただきありがとうございました。

>接吻の痕疼く早番

でお願いします。
リアルになった分、よりエロっぽく感じました。なんの仕事か想像するのも楽しいですし、なるほど!と思いました。
両歌仙とも、初心者には大いに参考になって助かります。

天気 さんのコメント...

お気楽堂さん、ありがとうございます。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
(初折裏)
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋

では、恋を返してください。

用言止めで。

恋の句は無季で結構ですが、
季を入れるなら、春・秋以外。

〆切は木曜(16日)24:00で。

遥 さんのコメント...

君住む島へキューポラの町を捨つ 遥

さんのコメント...

留守電の華やぐ声に仮眠醒め 七

さんのコメント...

ボイスメモ濃密な夜語り出し    七

獅子鮟鱇 さんのコメント...

彩鳳が鴉を追って舞ふ朝は 鮟鱇

獅子鮟鱇 さんのコメント...

彩鳳が鴉を追って朝に舞い 鮟鱇

 用止めのご指示失念し、失礼しました。

Unknown さんのコメント...

VIAGRA無くとも儂ら円満に     銀河
店に出て紅屋のお侠見初められ   銀河 

廣島屋 さんのコメント...

短夜のリップグロスの瑞々し 廣島屋
初めての人の家から出勤す 廣島屋

ぐみ さんのコメント...

移り香の重さに耐へて楽屋口  ぐみ

終の恋願ふ売れない女優業  ぐみ

分度器 さんのコメント...

五時までは上司と部下として過ごし  分度器

恵 さんのコメント...

おやすみの挨拶きりもなく続き  恵

天気 さんのコメント...

>鮟鱇さん

用言止めと申しましたが、末尾が名詞の句が三句続いたための措置ですから、「名詞止め以外」と解してください。

今更の変更で申し訳ありません。

今度から「名詞止めNG」というふうな表現にします。

三だる さんのコメント...

血潮もて君の出家をとどまらせ  三だる

 坊主頭に障りましょうか?

何となく見覚えのある臍であり  三だる

Unknown さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
ぐみ さんのコメント...

移り香の重さに耐へて楽屋入り  ぐみ
想ひには売れぬ女優の激しさも  ぐみ

用言止めは名詞止め以外とのことなので
既出の句を変更しました。
今どき襟に白粉を塗るのは、芸者か舞妓
役者ぐらいですよね。

金子 敦 さんのコメント...

香水の残り香しるき部屋に寝て 敦

遥 さんのコメント...

キューポラのよに燃ゆ君と言はれても 遥

Unknown さんのコメント...

 
店先に水打つふりも待つゆえに     銀河
たばこ屋の娘が自販機のかたわらに   銀河
「暖炉燃え夫よタンゴを踊らうか」   銀河
できちゃった言われちゃったよ観念す  銀河


たびたびすみません。かえました。五十歩百歩ですが。

猫髭 さんのコメント...

片陰の陰も君へとしなだれる ねこ

遊起 さんのコメント...

またしてもSHOBUパンツに顔うずめ  遊起

天気 さんのコメント...

さて、前句の恋を受けて、どんな恋の句を付けていただいたのでしょう、って、ちょっと導入の感じを変えてみて…。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋


打越の話から、します。

打越〔うちこし〕連歌・俳諧で、付句の二つ前の句。付句と打ち越しの間に特定の同じ韻や縁語があることを「打ち越しを嫌う」といって避ける。(goo辞書)

今回の付句の打越は、「首筋に塗るお白粉へ秋の風」です。この首筋から、前句の「接吻の痕」が導かれました。

打越に障るのがどんな要素/パターンかと言うと、身体部位(打越に首筋があります)、化粧品(打越にお白粉があります)、遊女・歌舞伎関連(打越の「首筋に塗るお白粉」から)。

したがって…

●短夜のリップグロスの瑞々し 廣島屋
●何となく見覚えのある臍であり  三だる
●移り香の重さに耐へて楽屋入り  ぐみ
●想ひには売れぬ女優の激しさも  ぐみ
●香水の残り香しるき部屋に寝て 敦
●またしてもSHOBUパンツに顔うずめ  遊起

以上は、打越に障ります。

次に恋とは読めない句はNG。歌仙「百年」でも記しましたが、繰り返します。

さて、恋の句というからには恋の句でなくてはいけません。恋の句とは、その句だけ単独で「恋」とわからないとダメです。前句との関係で恋とわかるというのは、前句を付句の「説明」「補足」に使ってしまうわけですから、そりゃダメです。

連句は、一句一句に味があり、隣の句との関係でその味が増したり変わったり、それを楽しむものです。句と句の関係が依存しあう(説明に使う)のはダメです。

●留守電の華やぐ声に仮眠醒め  七
●ボイスメモ濃密な夜語り出し  七
  濃密な夜というだけで恋とわかるでしょうか? 前者(留守電)は恋とは読めません。
●彩鳳が鴉を追って朝に舞い 鮟鱇
●おやすみの挨拶きりもなく続き  恵
●血潮もて君の出家をとどまらせ  三だる
●店先に水打つふりも待つゆえに   銀河

以上は、恋の句とは読めません。

●初めての人の家から出勤す 廣島屋

ぎりぎり恋のようでもありますが、前句「接吻の痕疼く早番」と同じことを言っては付句になりません。遠くにせよ近くにせよ展開させることが必須です。

●「暖炉燃え夫よタンゴを踊らうか」   銀河
●できちゃった言われちゃったよ観念す  銀河
●VIAGRA無くとも儂ら円満に     銀河

付け筋がいまひとつわかりません(私の読解力不足と思ってください)。

●たばこ屋の娘が自販機のかたわらに   銀河

五九五。この手の字余りはNG。

●店に出て紅屋のお侠見初められ   銀河

早番→店。

●君住む島へキューポラの町を捨つ 遥
●キューポラのよに燃ゆ君と言はれても 遥

早番→工場。この2句なら前者(七五五)のほうがすっきりしています。ただ、句の末尾は「捨て」のほうが宜しいと思います。

後者は完全に日本語が崩れていますよねw よに燃ゆ君。

●五時までは上司と部下として過ごし  分度器

早番から仕事全般に付け筋があります。やや俗? コクが足りない気もします。

●片陰の陰も君へとしなだれる ねこ

この句は雰囲気が宜しいです。早番から通勤路を詠みました。「しなだれる」が若干、打越の女性の姿に障る感じもありますが、セーフでしょう。これをいただきます。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏

次は、恋からすぱっと離れてください。
雑(無季)か、季を入れるなら晩夏or三夏。

〆切は19日(日)24:00でお願いします。

※なお、付句はおひとりさま1句(どうしてもという場合は2句)にご自分で絞ってください。付句は、前句への「挨拶」とも言えると思います。ちょっと気の効いたの返事の手紙と思えばいいかもしれません。書きようを「これ」と決めかね、何通も出すのはちょっと奇妙です。何句でもお作りになり、自選のうえ、書き込んでください。

遥 さんのコメント...

出棺を待つ午後一時半 遥

獅子鮟鱇 さんのコメント...

思う故郷の峰の層雲 鮟鱇

さんのコメント...

だあれもいない回転木馬     七

藤幹子 さんのコメント...

シャーレに咲ける塩の結晶  藤幹子

由季 さんのコメント...

太陽系に入りたき星 由季

由季 さんのコメント...

太陽系に入りたき星 由季

三だる さんのコメント...

展翅板より剥がす夏蝶   三だる

廣島屋 さんのコメント...

なだれを打つていざスタジアム 廣島屋

天気 さんのコメント...

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏


恋から離れる付句です。

●棺を待つ午後一時半 遥
●思う故郷の峰の層雲 鮟鱇
●だあれもいない回転木馬  七

以上は、どうも離れる感じが出てきません。情感を含ませては離れにくいということでしょうか。特に「棺を待つ」は、恋人が死んでしまったようい後を引きずるw

●なだれを打つていざスタジアム  廣島屋

4句目に本塁打王があるので、ここで早くも同じネタはきついでです。

●太陽系に入りたき星 由季

陰→入りたき。面白い付け方。ただ、「たき」という気持ちにまつわる語のせいで、恋からの離れっぷりが悪い点、惜しいです。

●シャーレに咲ける塩の結晶  藤幹子

片陰の季節、汗に展開? この句は感じがいいです。「咲く」という比喩に好悪が出ます(私は好きではないが、アウトでもない)。

●展翅板より剥がす夏蝶  三だる

これも感じがいいですね。片陰はなぜか(色でしょうか、強い日射しとの対照でしょうか)、揚羽と合いますね。ただ、これも恋の余韻が漂います。

というわけで、

●シャーレに咲ける塩の結晶  藤幹子

をいただきます。人が出てこない点(人の要素・人の成分が希薄な点)も宜しいです(これまで、全句に「人」が出てきますし)。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし  恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑

次は雑(無季)か、あるいは季を入れるなら、冬か新年。

〆切は23日(木)。

よろしくどうぞ。

Unknown さんのコメント...

雪深きここを果無山(はてなしやま)といふ                    銀河

金子 敦 さんのコメント...

万華鏡くるりくるりと回しつつ 敦

遥 さんのコメント...

冬銀河めざし真っ赤なるポルシェ 遥

遥 さんのコメント...

天気様

 申し訳ございません。
前句、中七字足らずの為、訂正

 冬銀河めざして真っ赤なるポルシェ 遥

よろしくお願いします。投稿の後に自らの削除は可能ですか?

 

遥 さんのコメント...

天気様

 何度も何度も誠に申し訳ない事です。
真っ赤→真つ赤
 よろしく訂正を。お恥ずかしい限り・・・
 

天気 さんのコメント...

>自らの削除は可能ですか?

削除のアイコンがどこかにあると思いますが、訂正での対応で、いっこうにかまいません。

廣島屋 さんのコメント...

山男氷砂糖をはふりこむ 廣島屋

うさぎ さんのコメント...

赤穂よりいささか不穏なる便り  うさぎ

獅子鮟鱇 さんのコメント...

孫はみな一粒種と笑いあい 鮟鱇

恵 さんのコメント...

達筆な文字の年賀状に駄洒落  恵
風花を寄り目で追ひし盲導犬  恵

由季 さんのコメント...

洞窟の果の凍星見上げたる 由季

三だる さんのコメント...

羊羹は死海に浮かぬかもしれぬ  三だる

天気 さんのコメント...

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑


今回はいい付句が揃いましたね。

●雪深きここを果無山といふ  銀河

結晶→雪。果無山(奈良・和歌山)という地名がいいですねえ。前句の微少な世界からの「果無」へとの展開が鮮やか。

●山男氷砂糖をはふりこむ 廣島屋

塩→砂糖? 氷砂糖は、どこに放り込むのでしょうか。それがわからないのが難点。リュックなら「背嚢に氷砂糖をはふりこむ」、口なら、例えば「山男氷砂糖を頬ばつて」とか、はっきりさせる手がある気がします。

●風花を寄り目で追ひし盲導犬  恵

これも結晶から雪関連。

●万華鏡くるりくるりと回しつつ 敦

シャーレの質感と結晶から万華鏡へ。軽妙で、いいですね。ただし、ちょっと距離が近いかも。

●洞窟の果の凍星見上げたる 由季

きらきら付けですね。きれいな句ですねえ。「たる」の語尾は打越が「しなだれる」なので、変えたほうがよいでしょう。

●冬銀河めざして真つ赤なるポルシェ 遥

これもイメージ的連想でしょうか。俗に展開させました。

●孫はみな一粒種と笑いあい 鮟鱇

結晶→一粒種。

●達筆な文字の年賀状に駄洒落  恵

シャーレ→駄洒落。それこそ駄洒落なわけで、笑わせていただきました。しかし、韻律はもう少しなんとかなりそうです。それに「達筆な文字」は「馬から落馬」ですし。例:達筆の賀状に駄洒落ぷつと吹く

●赤穂よりいささか不穏なる便り  うさぎ

塩→赤穂。前句からの展開が鮮やか。口調や韻律も宜しいですね。

●羊羹は死海に浮かぬかもしれぬ  三だる

塩→死海。この手もありましたね。素っ頓狂な句、おもしろいです。


というわけで…

●雪深きここを果無山といふ  銀河
●赤穂よりいささか不穏なる便り  うさぎ

…でたいそう迷いました。

付け筋の妙味では「赤穂」ですが、大きな展開、固有名詞のおもしろさで…

●雪深きここを果無山といふ  銀河

…をいただきます。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬

次は「冬・月の座」にしましょう。冬の月を詠んでください。
通常は13句目の長句をそれにあてるようですが、せっかく雪が出たので、12句目に前倒します。

〆切は27日(月)24:00

よろしくお願いいたします。

金子 敦 さんのコメント...

冬の月より零れるは何 敦

恵 さんのコメント...

連子窓より玄冬の月  恵

三だる さんのコメント...

羊数へて寒月の宿  三だる

獅子鮟鱇 さんのコメント...

風邪の酒には鶏卵の月 鮟鱇

由季 さんのコメント...

メビウスの輪へ冬の月光 由季

遥 さんのコメント...

寒月光に山姥の髪 遥

お気楽堂 さんのコメント...

月冴ゆる夜の輪廻転生

うさぎ さんのコメント...

月冷えたるはビッグバン以後  うさぎ

うさぎ さんのコメント...

円周率を照らす寒月 うさぎ

上ですが、

ビッグバン以後冷えてゐる月  うさぎ

の方がいいかもしれません。

廣島屋 さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
廣島屋 さんのコメント...

寒月ひとり竜之助ゆく 廣島屋

しりとりのくせが時々出ます^^;

うさぎ さんのコメント...

冬満月の回転寿司屋  うさぎ

帰ってきたらまだ締切りに30分ほど時間があったので・・・

天気 さんのコメント...

うさぎんさん、すみませんが次回から、付句はおひとりさま1句(どうしてもという場合は2句)にご自分で絞ってください。

09/04/17 2:47 のコメント参照。

天気 さんのコメント...

みなさま、ありがとうございます。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬


冬・月の座。それぞれに味のある句ですね。

●寒月ひとり竜之助ゆく 廣島屋

竜之助は芥川竜之助しか思い当たりませんが、果無山に縁があるのでしょうか。浅学につき、付け筋が読めませんでした(これはひとえに私の責任)。

●冬の月より零れるは何 敦

●連子窓より玄冬の月  恵

●風邪の酒には鶏卵の月 鮟鱇

●寒月光に山姥の髪 遥

●月冷えたるはビッグバン以後  うさぎ

このあたりは、どことなく前句と響き合うような句で、いずれもさしたる傷もなく、興趣がありますね。

●羊数へて寒月の宿  三だる

●メビウスの輪へ冬の月光 由季

●円周率を照らす寒月 うさぎ

●冬満月の回転寿司屋  うさぎ

この4つは「果無」からの展開で明確な付け筋です。


今回はどれをいただいてもよい感じです(充実ですね)。


●メビウスの輪へ冬の月光 由季
●円周率を照らす寒月 うさぎ

この2句は付け筋も趣向も似ていますが、メビウスのほうが「見える」ぶん宜しい感じがします。これと…

●羊数へて寒月の宿  三だる

…と、どちらかで悩み、「羊~」をいただきます。
離れ具合がいいのはメビウスですが、果無山に少しとどまりたい気がしてきたのです(私の個人的な気分です)。この句、「宿」が宜しいです。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座

月の句のあと、1句以上はその季を続けます。
せっかくの月だから、すぐに別の季に移らずに、という感じでしょう。

冬の長句をお願いします。こんどはすぱっと離れてください。

〆切は5月1日(金)24:00で。

うさぎ さんのコメント...

駅長の手編みの趣味も高じては うさぎ

金子 敦 さんのコメント...

指先につまむチーズの冷たくて 敦

うさぎ さんのコメント...

ありがたきチンギス汗の大嚔  うさぎ

うさぎ さんのコメント...

寝る前に気づきました。
「ありがたき」は打越の「雪深き」の「き」に障るのでしょうか?
なれば

畏くもチンギス汗の大嚔  うさぎ

にて

天気 さんのコメント...

>「ありがたき」は打越の「雪深き」の「き」に障るのでしょうか?

韻律で障る、ということでしょうね。

ならば、ありがたし、ありがたや、でも宜しいのでは?

後者は「や」含みですが、切れとは見なしませんし。

遥 さんのコメント...

鮟鱇の船よりいつぴきの男 遥

廣島屋 さんのコメント...

老犬に導かれては冬の海 廣島屋

三島ゆかり さんのコメント...

メアリーが障子を開ける朝ぼらけ ゆかり

獅子鮟鱇 さんのコメント...

冬扇の俳画に眠る熊の夢 鮟鱇

由季 さんのコメント...

一途なるベジタリアンと日向ぼこ 由季

恵 さんのコメント...

明日まで転がってゆく毛糸玉  恵

天気 さんのコメント...

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座


今回のテーマは「すぱっと離れる」でした。前句(寒月の宿)の雰囲気、気持ち、ノリを引きずっている句を除いていって、いただく句を決めることになります。

●駅長の手編みの趣味も高じては うさぎ

おもしろいのですが、駅長よりおもしろいものがありそうです。

●明日まで転がってゆく毛糸玉  恵

明日じゃなければ、もっと宜しかったですね。どこまで、という部分。羊数えていたら明朝に、という意味のつながりが出過ぎてしまう点、それとムダに詩的wである点。

●指先につまむチーズの冷たくて 敦

この「冷たい」は冬になるのでしょうか、と、杓子定規なことを言いますw 感じのいい句です。

●畏くもチンギス汗の大嚔  うさぎ

前句からの距離が足りない気がします。チンギス汗なら、いかにも宿で羊を数えていそうです。

●老犬に導かれては冬の海 廣島屋

雰囲気がいいですね。ただ、気分が前句を引きずっている感。

羊を付け筋にした句が多かったですね。ウール、乳、マトン、牧羊犬、メリーさん…。

●一途なるベジタリアンと日向ぼこ 由季

この付け方は可笑しいですね。羊の口元が見えます。前句の夜中からいきなり日向ぼこは、個人的にちょっと気になります。距離は出ますが、時間を限定しない句なら、もっと良いと思います。

●メアリーが障子を開ける朝ぼらけ ゆかり

青い目をした芸者さんみたいで、この句、おもしろいのですが、またぞろ恋になっちゃいます。
●冬扇の俳画に眠る熊の夢 鮟鱇

宿から眠るは付きすぎでしょうか。


んんん、困りました。

迷っているのは…
●畏くもチンギス汗の大嚔  うさぎ
●一途なるベジタリアンと日向ぼこ 由季
…の2句です

ここでめちゃくちゃなことを急にしたくなりました。

ふたつを合わせて…

~~~ベジタリアンの大嚔

…とさせていただけないでしょうか? うさぎさん、由季さん。

それでよろしければ、上五は?

これはまた とか、そういういいかげんなやつでいいんです。どうしましょう? おふたかた。

由季 さんのコメント...

天気さま

私は異存ありません。
上五、あんまり思いつきませんが・・

響きしはベジタリアンの大嚔
おもむろにベジタリアンの大嚔
いみじくもベジタリアンの大嚔

「これはまた」でもいいです。

由季

うさぎ さんのコメント...

合作とはまた面白いアイディアです。

うーーーん・・・

ただならぬベジタリアンの大嚔
根つからのベジタリアンの大嚔
まだ止まぬベジタリアンの大嚔
居並べるベジタリアンの大嚔
名にし負ふベジタリアンの大嚔

どうもぴんと来ないかも、です。
私も「これはまた」でもオッケーです。

由季 さんのコメント...

勇ましやベジタリアンの大嚔

・・というのも思いつきました

うさぎ さんのコメント...

ラテン系ベジタリアンの大嚔
ガテン系ベジタリアンの大嚔

ガテン系、はもう言わないですかね。

天気 さんのコメント...

由季さん、うさぎさん、ありがとうございます。

「これはまた」は打越の「ここ」に障りましたね。

この上5は意外に難しい。

「いみじくも」をいただきます。意味が希薄な点が宜しいと思います。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬

それでは、次は雑で。

〆切は3月6日(水)24:00

分度器 さんのコメント...

肥桶かつぐ軽きステップ  分度器

Unknown さんのコメント...

豚にヒトにと感染の危機

お気楽堂¥ さんのコメント...

噂の元はとあるウェブログ  お気楽堂

恵 さんのコメント...

大魔王より届く電報  恵

金子 敦 さんのコメント...

尾鰭のつきし話のやうな 敦

遥 さんのコメント...

岩盤浴にこの世を忘れ 遥

恵 さんのコメント...

すいません、直します。

大魔王より届く電報
 ↓
大魔王から刺繍電報  恵

廣島屋 さんのコメント...

飛沫感染した昼下がり 廣島屋

天気 さんのコメント...

百号・14句目。雑(無季)。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬


●肥桶かつぐ軽きステップ  分度器

野菜に下肥。「こえたご」は懐かしい響き。

●飛沫感染した昼下がり 廣島屋
●豚にヒトにと感染の危機  銀河

嚔→感染。時事は、俳句では嫌われますが、連句では大いにアリです。「飛沫~」の句は、飛沫が前句の嚔とカブりすぎ、かつ昼下がりがやや冗長でしょうか。「豚に~」のほうが内容がはっきりしていますが、打越の「羊」に障ります。

●噂の元はとあるウェブログ  お気楽堂

嚔から。ちょっと粋な付け方。噂の元は、ウェブログじゃないほうがおもしろいかもしれません。

●大魔王から刺繍電報  恵

嚔→ハクション大魔王。あはは、恵さんは、こういうバカバカしい付け筋が得意ですね。他人とは思えません。

●尾鰭のつきし話のやうな 敦

菜食から魚。

●岩盤浴にこの世を忘れ 遥

健康つながり。


このうち…

●噂の元はとあるウェブログ  お気楽堂

…をいただきます。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑

次は、雑(無季)あるいは夏で。
〆切は5月10日(日)24:00で。

分度器 さんのコメント...

誤字脱字絵文字文字化け意味不明  分度器

三だる さんのコメント...

家系図の虫喰ひに謎深まりて  三だる

金子 敦 さんのコメント...

ねんごろに筆の穂先を整へて 敦

Soup Stock -七 さんのコメント...

昆虫の羽化の予測を検索し    七

遥 さんのコメント...

これよりは二ケ月半の船旅へ 遥

廣島屋 さんのコメント...

書きかけの日記ひとつのクルーザー 廣島屋

恵 さんのコメント...

ビアガーデンではUFOを呼ぶらしく  恵

天気 さんのコメント...

歌仙「百号」・第15句目

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑


○ねんごろに筆の穂先を整へて 敦

○誤字脱字絵文字文字化け意味不明  分度器

ウェブログからの展開。字や文章関連を付けました。

○昆虫の羽化の予測を検索し    七

ウェブログからネット検索へ。

○書きかけの日記ひとつのクルーザー 廣島屋

ウェブログと日記はさすがにツキスギ。

○家系図の虫喰ひに謎深まりて  三だる

ウェブ(蜘蛛の巣)の形状から? おもしろい句ですね。

○これよりは二ケ月半の船旅へ 遥

噂の「75日」。味のある付け方ですが、船は5句目に出ていますから、そこがちょっと引っかかります。

○ビアガーデンではUFOを呼ぶらしく  恵

これが「噂」ということですね。前句の説明/続きになりすぎている感。


このなかから…

○ねんごろに筆の穂先を整へて 敦

…をいただきます。打越:ベジタリアン、前句:ウェブログ、とやや暴れ気味だったので、鎮静作用のある句がよろしいです。



燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑

次も雑(無季)で、七七を。
〆切は13日(水)24:00で。

Unknown さんのコメント...

「矛盾」なる語の成り立ちを見ん 銀河

恵 さんのコメント...

擬宝珠眩しき日本武道館  恵

分度器 さんのコメント...

すめらみくにのもとの一滴  分度器

遥 さんのコメント...

はて何処かでこのポマードの香 遥

三だる さんのコメント...

竹光さへも重き空き腹  三だる

天気 さんのコメント...

歌仙「百号」・第16句目

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑


●「矛盾」なる語の成り立ちを見ん 銀河

字や語に行くのは、打越(ウェブログ)に障ります。

●擬宝珠眩しき日本武道館  恵

下の8音字余りは、3音・5音だけにNGです。

●はて何処かでこのポマードの香 遥

筆の毛先を整えるのに油脂か何かを用いるのでしょうか。

●竹光さへも重き空き腹  三だる

筆から竹? おもしろい七七ですね。

●すめらみくにのもとの一滴  分度器

筆から一滴。いざなぎ・いざなみの天地創造。これをいただきます。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑
  すめらみくにのもとの一滴 分度器 雑

次は春・花の座です。桜を「花」の語を盛り込んで詠んでください。
〆切は17日(日)24:00で。

お気楽堂: さんのコメント...

下戸ばかりようも揃ひし花の宴  お気楽堂

遥 さんのコメント...

花びらの付きし魚を御饌として 遥

Unknown さんのコメント...

花万朶生存権の証とも  銀河

M玉 さんのコメント...

黒塗の停まつてよりの花吹雪  M玉

三だる さんのコメント...

鯖缶と蟹缶のある花筵  三だる

七 さんのコメント...

酩酊し一夜を頼む花筵     七

由季 さんのコメント...

歴代の花守はみな頑固者 由季

廣島屋 さんのコメント...

花屑に足すべらせて武道館 廣島屋

天気 さんのコメント...

「百号」17句目・花の座。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑
  すめらみくにのもとの一滴 分度器 雑


●下戸ばかりようも揃ひし花の宴  お気楽堂

一滴から酒。この句は、「百年」のバウウムクーンにも付いていますねw

●酩酊し一夜を頼む花筵     七

これも同様に一滴から酒。

●花びらの付きし魚を御饌として 遥

すめら→御饌(みけ)。ちょっとツキスギです。

●花万朶生存権の証とも  銀河

国→生存権。

●黒塗の停まつてよりの花吹雪  M玉

黒塗りは、別の団体の想像しますね。

●鯖缶と蟹缶のある花筵  三だる

鯖缶と蟹缶。国には貧富がつきもの。

●歴代の花守はみな頑固者 由季

すめら→歴代。

●花屑に足すべらせて武道館 廣島屋

すめら→武道館。


こうしてみると、「すめら」から展開すると、どうしてもツキスギになりがちのようです。

●鯖缶と蟹缶のある花筵  三だる

…は、おもしろいです。「のある」はちょっと緩い感じ。花筵もちょっと安易でしょうか。

めでたさを重視して…

●下戸ばかりようも揃ひし花の宴  お気楽堂

…をいただきます。


燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑
  すめらみくにのもとの一滴 分度器 雑
下戸ばかりようも揃ひし花の宴 お気楽堂 春・花の座

次は春の七七を。
〆切は20日(水)24:00で。

廣島屋 さんのコメント...

蛙うらやむほど恋の猫 廣島屋

遥 さんのコメント...

鵯越の霜の別れぞ 遥

金子 敦 さんのコメント...

輪唱のごと蛙鳴く声 敦

三だる さんのコメント...

細螺はじく手母に似てをり  三だる

恵 さんのコメント...

春泥を漉す笊のささくれ  恵

三島ゆかり さんのコメント...

春のマスクの沈黙は金 三島ゆかり

Unknown さんのコメント...

つくしわらびにたんぽぽの丘  銀河

恵 さんのコメント...

春泥だと打越に障りそうなので変えます。

蜆を掬ふ笊のささくれ 恵

天気 さんのコメント...

「百号」18句目。

燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑
  すめらみくにのもとの一滴 分度器 雑
下戸ばかりようも揃ひし花の宴 お気楽堂 春・花の座


●蛙うらやむほど恋の猫 廣島屋

●輪唱のごと蛙鳴く声 敦

ゲコゲコ。可笑しいですが、あまりな付け筋w

●細螺はじく手母に似てをり  三だる

きさご(三春)はおはじきにするんですね。下戸から子どもという展開?

●春のマスクの沈黙は金 三島ゆかり

下戸には沈黙というイメージがあるのでしょうか。

●つくしわらびにたんぽぽの丘  銀河

下戸の逆のイメージでしょうか。

●蜆を掬ふ笊のささくれ 恵

渋いですねえ、この句。下戸の逆で「笊」。付け方も良かです。

●鵯越の霜の別れぞ 遥

義経は下戸で知られる。…粋な付け筋です。別れ霜が晩春の季語というのは今回調べてみてわかったのですが、意外でした。

いい付け句が揃いました。「細螺はじく手母に似てをり」「蜆を掬ふ笊のささくれ」も捨てがたいのですが…

●鵯越の霜の別れぞ 遥

…をいただきます。地名が打越の「すめらみくに」にちょっと障りますが、それほど気になりません。



燕来る頃を百号来たりけり   小雨  晩春
  腰の高さに木瓜の生垣   天気  晩春
床屋から坊主頭の子の出でて  敦   雑
  本塁打王さても大望    銀河  雑
舟の上に透き通るまで月眺む  遥   月の座・仲秋
  鳴子かすめて走るあやかし 恵  三秋
〔初折裏〕
首筋に塗るお白粉へ秋の風   由季  三秋
  接吻の痕疼く早番     お気楽堂 恋
片陰の陰も君へとしなだれる  ねこ  恋/晩夏
  シャーレに咲ける塩の結晶 藤幹子 雑
雪深きここを果無山といふ   銀河  晩冬
  羊数へて寒月の宿     三だる 冬・月の座
いみじくもベジタリアンの大嚔 由季/うさぎ 三冬
  噂の元はとあるウェブログ お気楽堂 雑
ねんごろに筆の穂先を整へて  敦 雑
  すめらみくにのもとの一滴 分度器 雑
下戸ばかりようも揃ひし花の宴 お気楽堂 春・花の座
  鵯越の霜の別れぞ     遥 晩春

もう1句、春を続けて、名残表に突入です。
〆切は24日(日)24:00で。

廣島屋 さんのコメント...

行く春を観覧車より見送りぬ 廣島屋

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