【俳誌拝読】
『鏡』第7号(2013年1月1日)
A5判、本文32頁。発行人:寺澤一雄。同人諸氏の俳句作品が見開きに14句ずつ。
寒き光に立てられ何のための板 佐藤文香
低き雲抜け黄金田を刈りに来し 谷 雅子
世田谷区砧の隅にゐる狸 笹木くろえ
冬の函からとり出して冬の星 羽田野令
太古にもかくなる眠り龍の玉 森宮保子
東方三博士馬小屋後にして 大上朝美
浮きつ沈みつ蒟蒻の冬用意 中村 裕
今は即過去なりポインセチアあり 越智友亮
ジーパンに白きペンキや秋の虹 村井康司
世田谷の大きな犬はつるみをり 寺澤一雄
(西原天気・記)
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