鉛筆
鉛筆いっぽん引鳥に蹤いてゆく 渋川京子〔*〕
さんぐわつに浮力がついて赤えんぴつ 嵯峨根鈴子
鉛筆で髪かき上げぬ初桜 星野立子
鉛筆を耳にはさみて鳥の日よ 宮坂静生
鉛筆を削りためたる日永かな 久保田万太郎
生きながら鉛筆にされ秋気澄む 関 悦史
〔*〕『俳コレ』(2011年12月・邑書林)より
≫俳句図鑑〔1〕えんぴつ:週刊俳句・第2号
2013年2月20日水曜日
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