〔ためしがき〕
ひきのばし
福田若之
杉本徹「響きの尾の追跡」(『ふらんす堂通信』154、2017年10月)を読んだ。しばらく前に、「ふらんす堂編集日記 By YAMAOKA Kimiko」の「エネルギーのぶつかりあい。」という記事に次のとおり予告されていたものだ。
杉本徹さんの書評は今回も辛口である。
期待される若手俳人のひとり、福田若之句集『自生地』についてである。
この俳人の美質を十分に理解し、評価しながらも、批評の目はするどい。
詩人であるゆえに見えてくるもの、「俳句性とはなにか」。
前回の田島健一句集『ただならぬぽ』評についてもそうであるが、わたしはまず著者自身にこの「批評」を読んで欲しいって思っている。
(田島さん、読んだ?)
感想(反論?)聞かせて欲しいな。。。。←(yamaokaの心の声)
考えるところはあるし、それを書きたいとも思う。聞かせるのではなく、書きたいと思う。けれど、今日のためしがきをそのことに充てることはできそうにない。いまは時間が足りない。とはいえ、いまは足りない時間とはなんだろう? その猶予のために、僕はこのひきのばしを書いているのではないかという気はしている。
2017/11/28
0 件のコメント:
コメントを投稿