〔ためしがき〕
波の言葉8
福田若之
深夜、ふいに、子守歌の詩学というものを夢想する。それを聴くものが、もはやそれを聴かなくなるために歌われる詩について、ひとは何を語りうるのだろう。
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深夜、ふいに、子守歌の詩学というものを夢想する。それを聴くものが、もはやそれを聴かなくなるために歌われる詩について、ひとは何を語りうるのだろう。
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回文が教えてくれるのは、こういうことだ。すなわち、僕たちが来た道を引き返そうとするとき、僕たちはそれでも先に進んでいるのだし、けっして元のところにもどることはないだろうということ。
2017/4/11
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