2010年9月26日日曜日

●天の川

天の川


うつくしや障子の穴の天の川  一茶

on「うつくしや」

1 件のコメント:

ロケツ さんのコメント...

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この記事についてです。念の為。


2010年8月21日
うつくしや障子の穴の天の川 小林一茶

「卑近・卑小・卑俗な破れ〈障子の穴〉であればこそ、〈天の川〉は一段とその美しさを増すのである」。これは『名句の美学』(増補合本、黎明書房)における西郷竹彦の意見。賛成だ。ただ、この句の場合、「障子の穴の天の川」で十分に美が表現されている。ほんとうはそれだけで表現は完結しているのだ。ところが、この句では、「うつくしや」と作者が読み方を示している。この光景は美しいよ、と決めつけているのだ。このように作者がでしゃばり、読み方を決めてしまうのは一茶の特色。読みが限定されるので、分かりやすくなるが、逆に底が浅くもなる。
http://sendan.kaisya.co.jp/nenten_ikkub10_0803.html