階段
階段の他人が武器の音たてる 林田紀音夫
体内に続く階段曼珠沙華 高野ムツオ
階段に干して国旗や秋の昼 林 雅樹〔*〕
階段を秋の途中と思うべし 鳴戸奈菜
階段が椅子木枯を背もたれに 小林千史〔*〕
階段が無くて海鼠の日暮かな 橋 閒石
階段を考えており初戎 岡村知昭〔*〕
階段を濡らして昼が来てゐたり 攝津幸彦
肉食ノ階段ナレバ滑リ易シ 関悦史
〔*〕『俳コレ』(2011年12月・邑書林)より
2012年7月17日火曜日
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