臍
しぐるゝや蒟蒻冷えて臍の上 正岡子規
へこみたる腹に臍あり水中り 高浜虚子
あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ 三好達治
臍を噛む蚤もおかしや韮の宿 会津八一
凡家族たり夏潮に臍浸けて 清水基吉
美しき臍見て謝肉祭終る 有馬朗人
汗しみて胡麻いきづくや臍の中 林 雅樹〔*〕
臍の位置少しずらせば美妓なりき 筑紫磐井
〔*〕『俳コレ』(2011年12月・邑書林)より
2012年9月20日木曜日
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