不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
曖昧な色に塗られて梅雨最中
行くあてもなく溶けてゆくかき氷
そこからじゃ見えない音を聴いている
或る生の白夜の駅のひととなる
大夕焼腰に堪へる旅鞄
キャンバスの余白に滲む溽暑かな
冷やし中華ソレナンデスカ?旅の途中
スコールの真中列車を待つてをり
俺のケツの重さに梅雨湿りかな
遠雷やここらあたりがバス停か
殿は鞄にかけたサングラス
待つてゐる人は人妻梅雨の星
駆け落ちの相手が来ない来ない梅雨
脇に汗坐ればへこむ旅の鞄
内股のをとこ人待つ夜のつまり
木炭のような男に女梅雨
靴ずれや目の前をああ金魚売
雨宿りひとの荷物に腰降ろし
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18 件のコメント:
曖昧な色に塗られて梅雨最中
行くあてもなく溶けてゆくかき氷
そこからじゃ見えない音を聴いている
或る生の白夜の駅のひととなる
大夕焼腰に堪へる旅鞄
キャンバスの余白に滲む溽暑かな
冷やし中華ソレナンデスカ?旅の途中
スコールの真中列車を待つてをり
俺のケツの重さに梅雨湿りかな
遠雷やここらあたりがバス停か
殿は鞄にかけたサングラス
待つてゐる人は人妻梅雨の星
駆け落ちの相手が来ない来ない梅雨
脇に汗坐ればへこむ旅の鞄
内股のをとこ人待つ夜のつまり
木炭のような男に女梅雨
靴ずれや目の前をああ金魚売
雨宿りひとの荷物に腰降ろし
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