不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
桜桃忌みな泣きながら生まれ来る 暖流これはインターネットしりとり俳句掲示板「影庵」に6年前に投句された一句で、公に見える句ではないが、わたくしが目にした「桜桃忌」の句では、最も太宰の小説の核心を突いた俳句として記憶にあるものなので、ここに挙げたい。
忌日なのに、みんな生まれてきちゃうのですね。寒き世に泪そなへて生れ来し 正木浩一
うん、太宰は泣きながら死んでいったから、桜桃忌でないとこのパラドクスは生きない。
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桜桃忌みな泣きながら生まれ来る 暖流
これはインターネットしりとり俳句掲示板「影庵」に6年前に投句された一句で、公に見える句ではないが、わたくしが目にした「桜桃忌」の句では、最も太宰の小説の核心を突いた俳句として記憶にあるものなので、ここに挙げたい。
忌日なのに、みんな生まれてきちゃうのですね。
寒き世に泪そなへて生れ来し 正木浩一
うん、太宰は泣きながら死んでいったから、桜桃忌でないとこのパラドクスは生きない。
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