血
嚙みふくむ水は血よりも寂しけれ 三橋敏雄
八月の夜の木々どれも血を流し 高野ムツオ
イヤホンのコードのごとく血の垂るる 山口優夢
幾億の毛根血噴く 毛綱編む 三橋鷹女
皿皿皿皿皿血皿皿皿皿 関悦史
ねころべば血もまた横に蝶の空 八田木枯
冬の月離陸するとき血が重い 福田若之〔*〕
〔*〕『俳コレ』(2011年12月・邑書林)より
不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
1 件のコメント:
ちっ皇居か血プル素を吸っポリ教ねっみ
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