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2026年7月5日日曜日

★週刊俳句の記事募集

週刊俳句の記事募集


小誌『週刊俳句』がみなさまの執筆・投稿によって成り立っているのは周知の事実ですが、あらためてお願いいたします。

長短ご随意、硬軟ご随意。※俳句作品を除く

お問い合わせ・寄稿はこちらまで。

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同人誌・結社誌からの転載

刊行後2~3か月を経て以降の転載を原則としています。 ※俳句作品を除く

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俳句総合誌、結社誌から小さな同人誌まで。かならずしも号の内容を網羅的に紹介していただく必要はありません。

句集を読む ≫過去記事

最新刊はもちろん、ある程度時間の経った句集も。

時評的な話題

イベントのレポート

これはガッツリ書くいていただくのはなかなか大変です。それでもいいのですが、寸感程度でも、読者には嬉しく有益です。



そのほか、どんな企画でも、ご連絡いただければ幸いです。

2026年6月25日木曜日

〔週刊俳句1000号記念転載〕理念はない、熱情を信じない 西原天気

〔週刊俳句1000号記念転載〕
「グルーヴィーでチョイゆる」改め
理念はない、熱情を信じない

西原天気

『つくえの部屋』第5号(2020年4月)より
転載〔大幅改稿〕

俳句の集まりに出かけると、「毎週たいへんでしょう?」とよく訊かれます。創刊二〇〇七年四月のウェブマガジン『週刊俳句』の話です。運営をやっている私へのねぎらいなのか、社交辞令なのか、あるいはすなおに驚かれているのか、それはわかりませんが、いつも答えは同じ。「いいえ。じつは、あんまりたいへんじゃないんです」

理由はいろいろあります。まず、一人ではなく複数での運営であること。

これ、かなり重要。スタートは一人でした。理由は、一人のほうが始めやすいから。合議でコンセンサスを図ったりするのは時間がかかります。すぐに一人で始めて、始まったものをおもしがってくれる人がそのうち加わってくれるだろうという楽観もありました。実際、運営はしだいに増え、現在五名。

一人では絶対に続いていなかったでしょう。仲間、というとスウィートすぎますが、複数運営は、作業量等の負担のシェア以上に、精神的なメリットが大きい。一人じゃないってだけで心強い、愉しいってことはたくさんあるものです。

たいへんじゃない理由は、まだあります。仕組み。スタイル。かっこよくいえば、週俳運営という仕事をデザイン(いわゆる意匠ではなく、仕事の設計面)するのに、「ラク」というのを第一のテーマにしました。じゃないと続かない。

週俳運営には、無料のブログサービスの操作性やらページの構成やら記事の企画・原稿依頼・作成やらさまざまな作業・仕事が関わってきます。それらを「ラク」という基準でつくりあげていく。さらにいえば、「決めない」ことも、ラクをするには大事だったりもします。ぜんぶを決めておくことはない。必要が生じたときに決めればいいという考え方です。

エネルギー効率を重視したということです。クルマでいえば燃費の良さ。週俳運営の要諦は、そこに換言できるかもしれません。

熱意を信じない、ということもあります。

なにかをスタートさせるときは、一般論としてね、なにがしかの希望に燃え、気分は高揚する。だから、いろいろと夢がふくらむ。心身の負担に無理がきく。でも、そうした薔薇色の感情はいつか衰退する。となれば、負担が重圧となり嫌気がさす。熱意の増減にかかわらず続けていく。その意味でも、ラクな仕組み・ラクなスタイルが必須です。

一方、例えばの話、私自身の熱意がゼロになったら、どうするか。週俳運営に対するというだけでなく、俳句への熱意が皆無になったとき。

そのときは、俳句から離れ、週俳運営からも離れればいいわけです。誰かが抜けても、続けていく気のある人がもしいれば続いていくし、いなければ終わる。

ところで、週俳には理念がありません。

理念を掲げて、その実現をめざすというやり方も世の中にあるのですが、週俳はそうではない。特定の理念に俳人・俳句愛好者が蝟集するというのはなんだか大仰だし、ちょっと皮肉にいえば、理念を掲げることは、その欠落を表明しているようなもの、という側面もあります。つまり、ないものねだり。そうではなくて、週俳が続いていくうちに実現してゆくものがおのずと理念をかたちづくっていくという考え方です。

基本方針は、求心力ではなく遠心力。

例えば結社に必須の求心力は、週俳には不要です。求心力をもてば、望むと望まざるとにかかわらず、一つの党派になります。媒体である週俳は、党派と無縁であるべき、というか、無縁でいたい。

「俳句」と誌名に謳いながら、川柳の記事がある、さらには音楽の記事があるのも、遠心力の一端です。


と、ここまで、週俳について書いてきて、私自身の俳句との関わり方に思いが到りました。つまり、それが週俳のあり方になんらかの影響を与えているという可能性。

私の個人的な信条や資質、趣味嗜好などを週俳に反映させてはいけない。創刊当初から現在にいたるまでずっとそう思ってきましたが、どうも、そのへんはあやしい。どうしてもそうなってしまう部分もあるかもしれない(他の運営の人たちも、それは同様でしょう。例えば、いちばん古くから週俳に関わっている上田信治さんにしても、そう。週俳には上田信治的成分も含まれているにちがいありません)。

週俳が始まるおよそ十年前、ふとしたきっかけで俳句を身近にするようになって、いまだに俳句を遊んでいるわけですが、いちばんだいじにしてきたのは、気ままということでした。

俳句と、気ままにつきあう。つくるのも気まま、読むのも気まま。心地よく機嫌よく俳句とつきあうには、気ままがいい。

もともと面倒くさがりなので、そうなってしまうのですが、例えば〈所属〉は要らない。というよりむしろ邪魔。結社や同人に参加したことはありますが、長く続けるものではないという気分。現在は「はがきハイク」という二名からなる俳誌(業界最小最軽量の俳誌)〔*〕のみが所属といえば所属。週俳が所属だろうとおっしゃる方がいそうですが、所属ではない。強いていえば、週俳運営を〈担当〉しているという感じでしょうか。

つくるなら、まぬけな句、ねごとのような句、と今は思っていますが、この先はどうかわからない。つくりつづけるかどうかもわからない。

自分の句を読んでくれる人が、いてほしいとは思いますが、たくさんの必要はない。一人あるいは数人、自分の読者がいてくれれば幸せです。この人数は、自分以外ということです。自分は、自分の句や散文を最初に読む読者であり、だいじな読者です。誰でもそうでしょうけれど、自分の書いたもの、とくに句は、自分で読んで愉しめるものでありたい。ともかく、一人あるいは数人の読者だけを念頭に置くと、書くものが気ままでいられます。

私的〈気まま〉と週俳はいっけん相性が悪そうです。日曜日ごとに更新され(驚くべきことに一度として休刊がない。ウェブサイトの右にバックナンバーへのリンクがありますから、見ていただけるとわかります。二〇一一年三月一一日の直後にも変則的なかたちで更新しています)、たくさんの人がそれぞれの頻度でかかわりつづけていく週俳は、〈気まま〉と遠い存在という見方もできます。気ままでやっていけるのか、続くのか? でも、それで続いているのだからしかたがない。

週俳にはどこか脱力、というか、肩肘張った感がまるでない感じがしませんか。この媒体にも〈気まま〉成分が含まれていると思うのですよ。

グルーヴィーでちょいユル。週末のファンクバンドのような『週刊俳句』であってほしい。私個人はそんなふうに考えています。


まとめ

1 すぐに旅立ちたければ、ひとりで。遠くまで行きたければ、複数で。(どこかで聞いた諺のよう)

2 理念は邪魔。熱情に頼ってはいけない。

3 しくみはだいじ。長く続けるものほど。 

4 求心力ではなく遠心力。

5 気ままがいちばん。力を抜く。


〔*〕「はがきハイク」は2026年3月・第27号をもって終刊。

2026年6月8日月曜日

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2026年5月17日日曜日

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2026年3月8日日曜日

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2026年2月16日月曜日

●追悼・樋口由紀子 週刊俳句関連リンク集

追悼・樋口由紀子 週刊俳句関連リンク集



金曜日の川柳:ウラハイ
https://hw02.blogspot.com/search/label/HiguchiYukiko

樋口由紀子 兼題「金曜日」10句 2015-12-13
樋口由紀子 清潔な靴 10句 2018-12-23
樋口由紀子 もうすぐお正月 10句 2019-12-22

樋口由紀子さんへの10の質問 2018-08-19

樋口由紀子・水に浮く・7句×齋藤朝比古・水すべて・7句 2007-06-03
「水」のあと 2007-06-10
上田信治×西原天気 「水に浮く」×「水すべて」を読む 2007-06-10

樋口由紀子 ハラハラ・どきどき 170本の「金曜日の川柳」 2014-08-24

樋口由紀子 特集【 山田耕司句集『不純』を読む】川柳作家から見た『不純』 おとこまえ 2018-09-09
樋口由紀子 需要と供給 斉田仁句集『黒頭』と望月裕二郎歌集『あそこ』 2014-12-14https://weekly-haiku.blogspot.com/2014/12/blog-post_16.html

柳俳合同誌上句会2020 投句一覧 2020-09-06
柳俳合同誌上句会〔2020年9月〕選句結果 2020-09-13

柳本々々 境界破壊者たち 樋口由紀子句集『容顔』の一句 2014-08-10

小林苑を わたしと出会うための一冊 樋口由紀子『めるくまーる』 2020-11-22
西原天気 頻発するカタストロフ 樋口由紀子『めるくまーる』を読む 2019-09-15

山田耕司 爽快、「理解不能で面白い」という感じ方。 樋口由紀子『川柳×薔薇』を読む 2011-05-22
柳本々々 斡旋・素手・黒板 樋口由紀子『川柳×薔薇』のあとがき 2017-01-22
西原天気 親切で誠実な批評 樋口由紀子『川柳×薔薇』を読む 2012-02-12

五十嵐秀彦 私性と虚実柳誌『MANO(マーノ)』第15号を読む 2010-04-25

川柳 「バックストローク」まるごとプロデュース号 2010-03-07
樋口由紀子 川柳に関する20のアフォリズム 2010-03-07

2026年2月15日日曜日

★週刊俳句の記事募集

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2025年12月30日火曜日

★2026年 新年詠 大募集

2026年 新年詠 大募集


新年詠を募集いたします。

おひとりさま 一句  (多行形式ナシ)

簡単なプロフィールを添えてください。

※プロフィールの表記・体裁は既存の「後記+プロフィール」に揃えていただけると幸いです。

投句期間 2026年11日(木)0:00~13日(土)20:00
※年の明ける前に投句するのはナシで、お願いします。

〔投句先メールアドレスは、以下のページに〕
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2007/04/blog-post_6811.html

2025年4月10日木曜日

●甲板

甲板

甲板の風がくすぐったい春だ  福田若之

花冷の甲板踏んで女の子  田中裕明

甲板と水平線とのあらきシーソー  篠原鳳作

甲板の豚は望郷の涙でぬれる  藤後左右

航終る甲板の雪陸の雪  鷹羽狩行

2025年4月8日火曜日

◆週刊俳句の記事募集

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2025年2月8日土曜日

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2025年1月8日水曜日

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2024年12月29日日曜日

●2025年 新年詠 大募集

2025年 新年詠 大募集


新年詠を募集いたします。

おひとりさま 一句  (多行形式ナシ)

簡単なプロフィールを添えてください。

※プロフィールの表記・体裁は既存の「後記+プロフィール」に揃えていただけると幸いです。

投句期間 2025年11日(水)0:00~14日(土)20:00
※年の明ける前に投句するのはナシで、お願いします。

〔投句先メールアドレスは、以下のページに〕
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2007/04/blog-post_6811.html

2024年12月17日火曜日

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2024年11月10日日曜日

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2024年9月7日土曜日

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2024年8月10日土曜日

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2024年6月1日土曜日

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2024年5月11日土曜日

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2024年5月7日火曜日

●ナイター

ナイター


運河よりナイターの灯へ蚊喰鳥  水原秋櫻子

雨もよひなるナイターの灯りけり  清崎敏郎

ナイターに見る夜の土不思議な土  山口誓子

ナイターのみんなで船にのるみたい  三宅やよい

ナイターのゆつくり落つるホームラン  前北かおる

遠空にナイター明り亀乾く  秋元不死男

除草機を押すナイターの余光負ひ  伊丹三樹彦

みんな空見てナイターの帰り道  阪西敦子〔*〕


〔*〕阪西敦子句集『金魚』2024年3月/ふらんす堂