【新刊紹介】
高橋睦郎『シリーズ自句自解Ⅰベスト100』
ふらんす堂・自句自解シリーズの5冊目。シリーズ1冊1冊に特徴を見出すことができるが、「中学時代」=「投稿時代」の句に始まる本書は、自伝的な記述が随所にあること。
《山入れて人の二階に昼寝かな》が、神戸に多田智満子を訪ねた際の句であること、《鎌倉に大き訃のある大暑かな》では、著者が兄事した澁澤龍彦に触れるなど、著者の交流を垣間見る楽しみも。(西原天気)
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不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
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