
まつりぺきん
副作用かもしれないプリン食べたい 青砥和子
「副作用」という言葉は、歩んできた人生経験や過ごした時間によって捉え方が変わりやすい、デリケートな言葉のひとつだと思います。
そういった少し重い語を頭に置いておきながら、軽やかにパロール味たっぷりな「プリン食べたい」。
重さをほんの少しやわらげています。何となくホッとしませんか?
前後の落差を考えると、破調でありながら口語的リズムがむしろ奏功しているように思います。
もし今後、「副作用」という言葉に多くの方がナーバスになる時代があったとしても、この句を思い出せば、少し気持ちも楽になるのではないでしょうか。
『雲に乗る』(2023)より。
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