七夕
七夕や秋を定むるはじめの夜 松尾芭蕉
うれしさや七夕竹の中を行く 正岡子規
一枚の紙に七夕笹しなふ 後藤夜半
七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ 橋本多佳子
七夕の一粒の雨ふりにけり 山口青邨
七夕や灯さぬ舟の見えてゆく 臼田亜浪
七夕を押し返す風ありにけり 阿部みどり女
長茄子の味七夕もちかきかな 久保田万太郎
七夕竹畳の上に出来上る 千葉皓史
星合の飯の中より石の粒 佐々木六戈
七夕の風に吹かれしおでこかな 仙田洋子
星合の日の有るうちも天眺め 如月真菜
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不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
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