コモエスタ三鬼 第18回 月蝕のドラマ 【補遺】
さいばら天気
コモエスタ三鬼・第18回に関して、島田牙城さんからツイッター上、三鬼の句がつくられた1936年に実際に皆既月蝕があったことを教えていただき、あらためて調べましたところ、とてもいい資料がウェブ上に見つかりました(便利な時代だなあ)。『天文月報』第29巻第1号/1936年1月(→PDFファイル)。p16に月蝕の記述があります。
この年、日本で月蝕は2回見られ、このうち1月9日が皆既日蝕。月蝕のはじまりは、午前1時28分。終列車の時刻とほぼ合います。
ちなみに、この年のもう1回の月蝕は7月5日早暁。三鬼の句「汽車と女ゆきて月蝕はじまりぬ」は『俳句研究』7月号が初出ですから、1月の皆既月蝕の際の句と思っていいのではないかと思います。
あらためて、島田牙城さんとツイッターに感謝。
2010年5月19日水曜日
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