可憐な日
中嶋憲武
先日連続テレビ小説を観ていたら登場人物たちがカレーを食う場面があり、それが頗るおいしそうだったし、テレビのなかのひとたちも「旨し旨し」と言いて食べていたので、これは今夜はカレーっきゃないでしょと即断し、その日いちにちは頭のなかはカレーのことで一杯でなにしろ「俺にカレーを食わせろ」by筋肉少女隊状態だったので頭のなかが黄色い黄砂となっているだった訳だ。訳です。
夕飯はカレー夕飯はカレー。遊んでようよカレーが出来るまでと言ったコマーシャルソングスかと思えば、カレーってなんで辛いかわかるか?学生?えっ?カレーからだよ。わっはっはっは。のような台東区清川で道路の線引きのアルバイトの際の労務者の叔父さんのギャグ?などを思い出し、いそいそとカレーを作りました。そんな俺の勢いに恐れをなしたのか、ランちゃん(三毛猫。この間咳をしていたので医者に連れて行って検査してもらったらなんでもないと言われてほっとひと安心)が障子の陰から、明子ねえちゃんのように、そっと台所の俺を見ていたし。
カレーと言うと瞼に思い浮かぶあのシーン。むかしと言っても1971年頃、NTVで「3丁目4番地」というドラマやっていて、絶世の美女だったころの浅丘ルリ子主人公、下宿屋の長女であり、職業はディスクジョッキー、当時はパーソナリティという言葉は流布していなかったのだな、母親は森光子で、下宿人に寺尾聡、黒沢久雄、原田芳雄など。テーマソングはビリー・バンバンの「さよならをするために」だったか。で、カレーのシーンなんですが森光子と浅丘ルリ子、寺尾聡、黒沢久雄などが夕食のカレーを食べ終わって、なにか揉めている。と、そこへ天気予報士の原田芳雄が帰ってきてカレーを食い始める。ロクさんと呼ばれていたかな。みんなが揉めているなか、原田芳雄が「すいません、カレーお代わり」と言う。かなりみんなヒートアップしてくるなか、原田芳雄「すいません。お代わりいいですか」と3杯くらいお代わりする。このシーンが妙に記憶に残っていて、カレーはお代わりする食べ物と刷り込まれて現在に至り、冒頭の連続テレビ小説のなかでも、現にそういうセリフがあって僕も夕飯のカレーをお代わりしたのです。だって美味しいんだもん。俺のカレー。
毎日3食カレーでも全然大丈夫っすよ山口果林
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2012年3月29日木曜日
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