2014年8月10日日曜日

【裏・真説温泉あんま芸者】 写すものと写ったもの 西原天気

【裏・真説温泉あんま芸者】
写すものと写ったもの

西原天気



写真の上手な人は「写す」。例えばプロは写したいものを写す。あるいは人々が見たいものを写す。

カメラマンさんと仕事をすると感心することが多い。例えば、学校案内を作るのに授業風景を撮影。カメラマンは、学生の眼球に焦点を合わせる。シロウトはざっくりと「眼」なので手前の瞼や睫毛にピントが来たりするが、プロは眼球(もしくは瞳孔)。出来上がりを見ると、たしかに黒目に力のある写真になっている。

ヘタクソだけど写真が好きで楽しむ、という場合、「写った」ものを楽しむ。

このあいだの吟行(散歩)のとき写真を撮った(≫http://sevendays-a-week.blogspot.jp/2014/08/blog-post_3.html)。そのなかの一枚、ビルの一室の壁に何か見える。何なのか気になって残した(それがなければ即削除していた写真)。

あるいは、これ(↓)は、水を遣って(水を捨てて)いるらしいオジサンが「写ってしまった」写真。



ふうむ、と、ひとり眺めている。

俳句の話じゃなくて、ごめんね。


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