シネマのへそ07
パリ、テキサス Paris, Texas
(ヴィム・ヴェンダース監督/1984年)
山田露結
愛するって何なのだろう。愛されるって、いったい…。
本当に大切なものを失ったとき、人はどうなってしまうのだろう。
そもそも本当に大切なものとは?
記憶を失い、言葉を失い、廃人となって放浪する主人公が息子と再会し、失踪した妻を探す旅に出る。
荒寥としたテキサスの砂漠を覆うようなライ・クーダーのスライド・ギターが鳴り響く中、映画は何ともやるせない愛の形を静かに静かに映し出していく。
映画を見た後、もう一度「愛」について深く考えてみたくなるのです。
寂寞度 ★★★★★
空虚度 ★★★★★
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2009年5月15日金曜日
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