2011年12月11日日曜日

〔今週号の表紙〕第242号 日差し 石田遊起

今週号の表紙〕
第242号 日差し

石田遊起


13時50分ごろ、西の空に黒い雲が、もくもくと出ているのに気づいた。そうだ、昨日も荒川河川敷で、遠く秩父連山などの稜線を友人と眺めていたときも、黒々と雲が出てきたとき、日差しはまだ眩しいくらいだが、その黒い雲の隙間から日差しが放射状に見事な光りの帯が何本も見えたのだ。そして次の日に、また同じように見られるとはラッキー。あわててデジカメを取りにいき、家から前の道に出て映したもの。西日の中に黒雲、凍雲だと思うが、遮られながらその隙間から日差しが透けて見えるのだ。神々しいような心高ぶる15分ぐらいの出来事だった。「薄明光線」「天使のはしご」とも言われている。


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