筒美京平 Tsutsumi Kyohei
さいばら天気
おんつぼ=音楽のツボ
ポップス系歌謡曲の作曲家。第一人者。一方、パクリで知られる。平山三紀の「いつか何処かで」(LP収録曲。そんなもの誰が聴くのか。私は愛聴していたが)のイントロからして The 5th Dimension の「Up, Up and Away(ビートでジャンプ)」そのままであるとか、南沙織「純潔」が、Van Morrison の「Wild Night」のベースラインをそのまま歌のメロディにしている(これは一種のアイデア)とか、洋楽からのパクリ例は枚挙にいとまがない。
しかしながら、パクリとは引用である。そして音楽に引用は付き物である。よい音楽は、よい引用に満ちている。引用の貧しい音楽は、音楽として貧しい。
音楽には引用という愉しみがある。それに引き替え俳句は…と、ときどき思う。「豊かな引用に満ちた俳句」とは? 既視感や類想ではもちろんなく。
そのむかし、四半世紀以上前、歌謡曲と洋楽のあいだには大きな隔たりがあった。筒美京平の「引用」は、その隔たりに橋を架ける感じ。当時の洋楽ファンは、「あ、あれだ」と引用元を特定しつつ、にこにこと嬉しく聴いていた。
どっかで聞いた度 ★★★★★
ハイカラ度 ★★★
作曲:筒美京平、作詞:松本隆、歌:中川翔子「綺麗アラモード」。このトラックの引用について、私には不明(部分部分おわかりの方、コメント欄にでも)。上等な20世紀ポップス歌謡に仕上がっています。
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しかしながら、パクリとは引用である。そして音楽に引用は付き物である。よい音楽は、よい引用に満ちている。引用の貧しい音楽は、音楽として貧しい。
音楽には引用という愉しみがある。それに引き替え俳句は…と、ときどき思う。「豊かな引用に満ちた俳句」とは? 既視感や類想ではもちろんなく。
そのむかし、四半世紀以上前、歌謡曲と洋楽のあいだには大きな隔たりがあった。筒美京平の「引用」は、その隔たりに橋を架ける感じ。当時の洋楽ファンは、「あ、あれだ」と引用元を特定しつつ、にこにこと嬉しく聴いていた。
どっかで聞いた度 ★★★★★
ハイカラ度 ★★★
作曲:筒美京平、作詞:松本隆、歌:中川翔子「綺麗アラモード」。このトラックの引用について、私には不明(部分部分おわかりの方、コメント欄にでも)。上等な20世紀ポップス歌謡に仕上がっています。
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